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2009.04.24

イスノキ

">イスノキの虫こぶ
イスノキ マンサク科 '09/04/18 東京都北区


残念ながら、今年はイスノキの花を見逃しました。そのかわり、フレッシュな虫こぶの色合いが目にとまりました。

同じような葉の木はいろいろあるのに、どうしてイスノキばかりこんなに虫こぶがつくんでしょうね。何かメリットがあるのかな。

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コメント

こんにちは。はじめまして。
イスノキの画像を検索していて、
こちらのページにたどり着きました。
突然のお願いで失礼だとは思いますが、
このお写真を、私のブログで使わせていただけないでしょうか?

どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 稻生 | 2014.04.29 13:05

☆稻生さん、ようこそ!
ここに掲載してある写真でよろしければ、どうぞお使いください。
いわゆる公序良俗に反しない範囲で、よろしくお願いします。

投稿: waiwai | 2014.04.30 05:53

ありがとうございます。とてもうれしいです^^
自然が大好きですが、植物の名前などは詳しくありません。
こちらのブログで学ばせていただきます。

今後も、どうぞよろしくお願いいたします^^

投稿: 稻生 | 2014.04.30 12:11

イスノキの虫こぶは、寄生者にとっては良質の食物の供給源であり、かつ外敵の侵入を許さない防護壁であって、生存に大いに有利な環境であります。言い換えれば,イスノキへの寄生は進化圧力であったわけで、イスノキに寄生するように進化したと考えていいでしょう。

投稿: 万作 | 2014.05.01 00:27

☆万作さん
この木の賢い寄生者についてちょっと調べてみたら、様々いるんですね。(^^;
葉に寄生するもの、茎に寄生するもの、一生ここにいついているもの、他の種類の木と渡り歩くもの・・・イスノキは、賢い寄生者にとって人気の木のようです。

投稿: waiwai | 2014.05.01 20:53

イスノキに虫こぶができる原因について、虫こぶから原因物質を抽出し、植物成長促進物質が関与していることを最初に指摘したのは、名古屋大学農学部農芸化学科の丸茂晋吾先生でした。私がまだ青年時代のことです。当時はまだ極微量の物質の化学構造を決定する技術が今ほど高度でなかったため、どのような物質かは決定できませんでしたが、十年ほどのちに、東京工大の研究者たちが、ブラシノステロイドと呼ばれる物質であることを明らかにしました。イスノキと丸茂先生のエピソードは、農芸化学出身者にとって記憶に残るできごとでした。
また、数年前のことですが、イスノキの寄生者の一種が、虫こぶの損傷を自分の身を犠牲にして「修理」するという珍しい行動をすることを発見したのも,独立行政法人産業技術総合研究所の研究者たちで、イスノキの虫こぶと日本の研究者は深いつきあいです。

投稿: 万作 | 2014.05.02 02:38

☆万作さん
おお、イスノキ、すごいですね!
専門的な解説、ありがとうございます。
だいぶ前にイスノキの花の記事に、イスノキを木刀の材にするというコメントをいただいたことがあります。
見た目は特に特徴のない木なのに、なかなか深いですね。

投稿: waiwai | 2014.05.02 06:29

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