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2019.09.09

ふるさと発見ツアー@ふるや農園

私の「ふるさと発見ツアー」第14回。今回は3年ぶりのふるや農園さんへ。先回は見学のみでしたが、今回は放牧豚を使ったイタリアンランチ付き。(^^)

残念ながら豚コレラの問題で、放牧豚の見学は無し。その代わりにビデオで放牧豚の様子や農園の取り組みなどを紹介したビデオを見てから、ふるや農園の降矢セツ子さんからお話を伺いました。(→3年前に撮った放牧豚の動画

まだ珍しかった貝割れ大根の栽培を始めたときのこと、その後のO-157騒動に巻き込まれたときのこと、そして原発事故・・・ 何度も困難な目に遭いながらも「農業は、『商い」と『飽きない』の両方がかかる『あきない』。実際大変なことは多いけど、100の大変なことがあっても、1つ嬉しいことがあると、それで報われる気がする」と、話しようによっては重い話を笑い飛ばしながら語るセツ子さんは、やっぱりタダモノデナイ、「あき(らめ)ない」人。

下の写真は、セツ子さんのお話に添えられた「ウェルカムかき苺」。凍らせた苺を砕いてコンデンスミルクをかけた、何とも贅沢な「氷イチゴ」でした。

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お話の後は、セツ子さんの案内で、農園見学。

途中、チラ見えした羊さんを豚さんの代わりに記念撮影。

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豚さんたちは上のほうに見える白い屋根の下。1棟に1グループ(10頭)、普通の豚舎と比べるとかなりゆったりした環境で過ごしているようです。

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そして案内されたのが、3年前にはなかったブドウ畑。広々とした畑に、ワイン用のブドウが栽培されていました。

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2年目の若木で、この実付き。一番いいのは、7年ぐらい育ったブドウの木なんだそうです。

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熟した実を味見させてもらいました。ワイン用のブドウを口にするのは初めて。酸っぱいけど味が濃くて美味しい。1粒だけのつもりが、つい数粒やらかしました。(^^ゞ

ブドウ


思うように撮れなかったけど、色付き途中の房が美しい。でも、美味しいワインになるには、しっかり色付く必要があるんだそうです。

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次は、サンチュのハウスへ。このところの暑さが生育具合に影響しているとのことでしたが、1枚いただいたサンチュは瑞々しくて美味しかったです。

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年間を通して毎日収穫&出荷で、出荷先と栽培環境を維持。他の野菜が出回る時季は売れ行きに影響して、泣く泣く廃棄処分にすることもあるそうです。

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農園見学の後は、イタリアンなランチ。
この日のランチ会場。写真は畑を巡っている途中で撮ったもの。後でちゃんと撮るつもりでしたが・・・ (^^;

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この日のメニュー。

D190909menu

 

この日いただいた数々の美味しいものを、ちょいと見せびらかし。
一番印象深かったのは、前菜の一つ「ポルペッティーニ」(写真左中)のソース。花山椒を加えてあるとのことで、ほのかな山椒の風味が全体の味を奥深くしているように感じました。 
最初の前菜の一見生ハムのような「プロシュート・コット」(左上)のほか、添えられた焼きミニトマトにかかっていたバルサミコ酢も、リゾット(右上)に使われていたソーセージ(サルシッチャ)も、食後酒も自家製とか。「何でも作ってしまうシェフなんです」とスタッフの弁。どれも完成度が高い、というのはプロに対して失礼でしょうか。 
ボリュームのある前菜2品とリゾットの後に、メインのお肉がドーン(中央)。食べ切れるだろうかと思いましたが、その心配はいりませんでした。最初は脂身の甘みが、後からじんわり赤身の旨味が感じられて、シェフお薦めのワインとともに美味しくいただきました。

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食事の後は、平山シェフとふるや農園さんのトーク。シェフからの、肉類と魚介類の旨味を合わせるとより旨味が増すというお話。プロならではの技と思いましたが、例に牛肉のオイスターソース炒めをあげられたのを聞いて、なるほどとちょっと身近に感じられました。
そして何よりの収穫は、タダモノデナイのはセツ子さんだけではなくて、豚の飼育について語る夫の敏朗さん、農園のこれからについて語る息子の和敏さんも、つまりタダモノデナイ一家と判明したことでした。(^^)

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今回のスペシャルなお土産は、スペシャルなサラミ。早速晩のアテに美味しくいただきました。(^^ゞ
セツ子さんからパスタにからめても美味しいと聞いたので、半分残したのを、私はポテトサラダに入れてみようかと思っています。

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