« クロオビフユナミシャク | トップページ | 名残りの紅葉と・・・ »
というよりセイヒク・・・ (^^;今、近所の土手で花盛り。一度刈られたのがまた伸びて咲いているのでしょうが、いつもこんなだったかなぁ。
冬らしい天気が長続きしないこととか、いつもの花盛りの時季の洪水とかが関係しているのかどうか・・・ 記憶も記録もさっぱり。(^^;ということで、今さらながらのご近所道端植物観察メモ。
2019.12.23 05:32 植物, 植物12月 | 固定リンク Tweet
写真にあるセイタカアワダチソウの群落は最盛期を過ぎたものと思われます。セイタカアワダチソウは次第に丈が低くなり、そして最後に、セイタカアワダチソウに成長を阻害されない他の植物(ススキなど)に土地を明け渡します。 日本植物生理学会のQ&A「植物のアレロパシー」から下に一部を引用します。 《大きな群落が形成されても長期間継続することはなく、次第に群落内の個体の生育が悪くなり群落は小さくなっていく例がたくさんあります。つまりたくさんの個体が生育阻害物質を分泌し続ければ濃度が上昇し自家中毒を起こした結果です。典型的な例はセイダカアワダチソウに見られます。かつて日本中でセイダカアワダチソウの大きな群落が見られましたが、昨今はかなり貧弱な群落になっています。》
投稿: 万作 | 2019.12.23 08:00
☆万作さん 情報ありがとうございます。 確かに、セイタカアワダチソウの生育阻害物質がらみも考えられますね。一時期見事な群落を作っていた川岸のセイタカアワダチソウは、かなり貧弱になりました。
ただ、この写真のところのセイタカアワダチソウの丈が低いのは、ちょっと違うように思います。 というのは、花期の違い。本来の花期よりかなり遅いので、夏の草刈りの影響と考えるほうが私にはしっくりきます。 それから群落全体が撮れてませんが、実際はかなりの広がりなんですよ。(^^;
いずれにしても、今回だけでは何とも言えません。一番の問題は、ここにアップしたことを来年も覚えていられるかどうかです。σ(^^;)
投稿: waiwai | 2019.12.23 18:21
>一番の問題は、ここにアップしたことを来年も覚えていられるかどうかです。σ(^^;) セイタカアワダチソウが矮化する現象が各地で報告され始めたのは昭和の終わり頃でした。その当時,左遷されて田舎に単身赴任していた私は、暇なので論文のネタにでもしようと、静岡県の片田舎でセイタカアワダチソウ群落の定点観察を始めました。その群落では、およそ十年ほどかけて膝丈ほどに矮化しました。二十年ほどすると群落の規模も縮小しました。結局、論文にはなりませんでしたが、今でも思い出します。調べたのですが、長期定点観察した写真記録は、ネット上にないようです。論文にもたぶんないでしょう。あと二十年、ここに観察写真を掲載し続けると貴重なデータになると思います。頑張って欲しいです。私はもうあと十年生きるとは思えませんが w
投稿: 万作 | 2019.12.23 22:08
☆万作さん 20年間もの定点観察、すごいですね! 残念ながら、ここは同じ植物に対する定点観察には向きません。 7年ほど前の水害対策工事で植生がすっかり変わり、その後の年2~3回の草刈りで、年ごとに様子が違ってる感じです。
変化をぼんやり感じるだけで、ちゃんと見てませんでした。(^^; 私はたぶん長生きすると思うので、これからは意識的に見て行きたいと思います。
投稿: waiwai | 2019.12.24 05:59
名前:
メールアドレス: (ウェブ上には掲載しません)
アドレス(URL):
この情報を登録する
内容:
田中 肇, 正者 章子: 花と昆虫、不思議なだましあい発見記 (ちくま文庫)
川邊透: 新版 昆虫探検図鑑1600
多田 多恵子・田中 肇: 植物の生態図鑑 (大自然のふしぎ)
矢追 義人: ミクロの自然探検―身近な植物に探る驚異のデザイン
広沢 毅: 冬芽ハンドブック
田中 肇: 昆虫の集まる花ハンドブック
コメント
写真にあるセイタカアワダチソウの群落は最盛期を過ぎたものと思われます。セイタカアワダチソウは次第に丈が低くなり、そして最後に、セイタカアワダチソウに成長を阻害されない他の植物(ススキなど)に土地を明け渡します。
日本植物生理学会のQ&A「植物のアレロパシー」から下に一部を引用します。
《大きな群落が形成されても長期間継続することはなく、次第に群落内の個体の生育が悪くなり群落は小さくなっていく例がたくさんあります。つまりたくさんの個体が生育阻害物質を分泌し続ければ濃度が上昇し自家中毒を起こした結果です。典型的な例はセイダカアワダチソウに見られます。かつて日本中でセイダカアワダチソウの大きな群落が見られましたが、昨今はかなり貧弱な群落になっています。》
投稿: 万作 | 2019.12.23 08:00
☆万作さん
情報ありがとうございます。
確かに、セイタカアワダチソウの生育阻害物質がらみも考えられますね。一時期見事な群落を作っていた川岸のセイタカアワダチソウは、かなり貧弱になりました。
ただ、この写真のところのセイタカアワダチソウの丈が低いのは、ちょっと違うように思います。
というのは、花期の違い。本来の花期よりかなり遅いので、夏の草刈りの影響と考えるほうが私にはしっくりきます。
それから群落全体が撮れてませんが、実際はかなりの広がりなんですよ。(^^;
いずれにしても、今回だけでは何とも言えません。一番の問題は、ここにアップしたことを来年も覚えていられるかどうかです。σ(^^;)
投稿: waiwai | 2019.12.23 18:21
>一番の問題は、ここにアップしたことを来年も覚えていられるかどうかです。σ(^^;)
セイタカアワダチソウが矮化する現象が各地で報告され始めたのは昭和の終わり頃でした。その当時,左遷されて田舎に単身赴任していた私は、暇なので論文のネタにでもしようと、静岡県の片田舎でセイタカアワダチソウ群落の定点観察を始めました。その群落では、およそ十年ほどかけて膝丈ほどに矮化しました。二十年ほどすると群落の規模も縮小しました。結局、論文にはなりませんでしたが、今でも思い出します。調べたのですが、長期定点観察した写真記録は、ネット上にないようです。論文にもたぶんないでしょう。あと二十年、ここに観察写真を掲載し続けると貴重なデータになると思います。頑張って欲しいです。私はもうあと十年生きるとは思えませんが w
投稿: 万作 | 2019.12.23 22:08
☆万作さん
20年間もの定点観察、すごいですね!
残念ながら、ここは同じ植物に対する定点観察には向きません。
7年ほど前の水害対策工事で植生がすっかり変わり、その後の年2~3回の草刈りで、年ごとに様子が違ってる感じです。
変化をぼんやり感じるだけで、ちゃんと見てませんでした。(^^;
私はたぶん長生きすると思うので、これからは意識的に見て行きたいと思います。
投稿: waiwai | 2019.12.24 05:59