私の「ふるさと発見ツアー」第18回。今回訪れたのは、二本松市東和地区のふくしま農家の夢ワインさん。本当は20回目がここのはずだったのですが、例のウイルスのせいで参加を予定していた5月と6月初めのツアーが中止となってしまいました。
やっとこの日の実施にこぎつけるまで、孫の手トラベルさんはいろいろご苦労されたと思います。
この日は生憎の雨の中スタート。歩き回らずにワイナリー傍のブドウ畑の前で、代表の齋藤誠治さんからブドウ栽培についていろいろお話を伺いました。
主に栽培している品種は「ヤマ・ソーヴィニヨン」というヤマブドウとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配種。その他マスカット・ベリーAやブラッククイーン、ベリーアリカントなどなど。
元々養蚕が盛んだった土地で、桑畑をブドウ畑に転用して、「自分たちでブドウを作ってそれをワインにしたら面白そう」と始めたとか。「いや、そんな簡単なものじゃなかった」と齋藤さんが笑って話すと、苦労話も楽しい話に聞こえてしまいます。(^^;

すでに小さな実がいっぱい。この後、よく陽が当たるように葉の枚数を調整したり、余分なブドウの房を取ったり、と収穫までにまだいろいろ作業があるそうです。

次にワイナリーの中へ。
ブドウを絞る機器類や、検査用の器具類、貯蔵タンクなどなど。
ここも、元は養蚕の施設。桑などを貯蔵していた地下室もあって、そこは今ではワインの貯蔵室になっているそうです。

いろいろな仕込み用タンク。一度に買い揃えられず、都度資金調達しながらの結果とか。「補助金や支援など利用できるものは何でも利用して。後は手作りで」と齋藤さん。

そして、お楽しみテイスティングタイム。(^^ゞ
ワインの他に、シードルも試飲させてもらいました。シードル作りは、原発事故後の風評被害で売れなくなったリンゴを何とかしようと始めたとか。

いろいろ試飲させていただいた中から、どれにしようか迷ったのですが、「imatto(いまっと)」を自分用のお土産に購入しました。
「いまっと」は「もっと」という意味の方言。私には、幼い頃の記憶につながります。冠婚葬祭で集まったオトナたちが、「いまっと」とか「いまちっと(もう少し)」とか言いながら酒をすすめたり催促したりするのを、父の傍でぼんやり眺めていたのは、いくつぐらいのことだったかな。
完成度の高い(よくわからないで言ってます)「一慶」よりも、何かガツンと来る感じの「imatto」が私としては気に入りました。ま、「いまっと」という音の響きに親しみを感じたというのが一番の理由ですけどね。(^^;

テイスティングですっかり「酔い子」になった後に、ランチタイム。(^^;
今回のテーブルセッティングには、若い実のついたブドウの蔓にブドウ酒色の紫陽花がいい感じにあしらわれていました。


食事中の会話での飛沫感染防止対策用にマイ扇子持参となっていたので、私はもちろんネコ柄で。(^^ゞ
扇子で口元を覆うお公家さん風会話、つい発話後に気がついて扇子を当てたりして。(^^;

例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。
二本松市産の「短黒牛」の美味しさを前菜にもメインにも活かした贅沢なランチでした。


新企画(?)として、各皿の写真をnoteにアップしました。
→「2020/06/28 この時だけのスペシャルランチ by 三瓶貴裕シェフ(月星 -TSUKIBOSHI-)@ふくしま農家の夢ワイン」
ランチの後は外に出て、フードカートとランチ会場を記念撮影。

手作りのステージとベンチ。ここでもいろいろ楽しいことやってるんでしょうね。

食事中に雨は上がって、青空も見えてきました。

出発時間が迫ってて、ランチ会場の予定だった丘の上までは行けませんでした。
次はあの上で、安達太良山や吾妻連峰などの眺望も楽しみたいなぁ。

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