ふるさと発見ツアー@浪江町
私の「ふるさと発見ツアー」第22回。
今回訪れたのは、先回に続き浜通り。原発事故で未だ帰還困難区域が一部残る浪江町。テレビなどで報道される様子は見ていても、実際どんな具合なのか、一度行ってみたいと思っていました。
今回は、例のウイルスの抗原検査というものを初体験。
緊急事態宣言下の東京からなので、参加を断られても仕方ないと思っていましたが、「諦めさせない」孫の手トラベルさんが手を尽くしてくださいました。
長い綿棒のようなもので鼻の奥をグリグリ、それを試液の容器に入れ、そこから液をテスターに垂らし・・・ 鼻の奥グリグリ以外は手伝っていただいて、でも不器用だから「判定不能」(やり直し)だったらどうしよう・・・大丈夫でした。(^^)v
福島県の中通りから浜通りへ、森林や田畑の緑の中の道をうねうねとバスは進み、浪江町辺りでは緑に飲み込まれたままの家が点在するのを切ない思いで眺め、そして海へ! いや、海はまだ数百メートル先でした。(^^;
トイレ休憩に寄った震災復興祈念公園で、ちょいと記念撮影。
「芝刈りロボット稼働中」の看板に、そのロボットを探すと、遠くのほうにそれらしいのが見えました。
それから、震災遺構の請戸小学校跡や、浪江で唯一再開した仲買人の柴栄水産などを車窓から眺め、最後に「水素エネルギー研究フィールド」をぐるりと巡って、
佐々木久雄さんのブランド玉ねぎ「浜の輝」の畑に到着。(一番上の写真も)
佐々木さんは、除染完了後の2016年から農業を再開、野菜の実証栽培を経て、玉ねぎ栽培に取り組まれてきたとか。
畑の周りは、イノシシやサル対策の電柵が。電柵は特に珍しくはありませんが、道のアスファルトの縁がボロボロなのはイノシシの仕業、と聞いてびっくり。
まずは、ツアーのお楽しみの一つの収穫体験。
既に抜いてあったのは、乾燥させてから出荷するため。収穫したてが一番美味しい、とは限らないのですね。
抜いた玉ねぎは、お土産にいただきました。大きいのをねらって抜いたから、ずっしり。(^^ゞ
佐々木さんの背中が可愛いので、つい。ヾ(--;)
ランチ会場は、佐々木さんの畑の隣、鈴木敬二郎さんが営む「Kちゃんファーム」の大きな梅の樹の傍らで。
テーブルには、玉ねぎの皮や桜の木の枝で染めた布。
乾杯は梅のドリンクで。
木もれ陽がきれいだったのですが、思うように撮れませんでした。(^^;
さて、例によってこの日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。
各皿の写真はこちら →「2021/06/06 この日だけのスペシャルランチ by 芹沢靖夫シェフ(Best Table)@Kちゃんファーム」(note)
食事の途中で、腹ごなしに辺りをひと巡り。(^^ゞ
Kちゃんファームでは、いろいろな作物が作られていました。もこもこと盛り上がって生えているケールは、帰りにお土産にいただきました。
いつものフードカートと、
新しいフードカート。こちらは水素エネルギーを利用した車。静かに稼働(発電)して、調理用の電気を供給していました。
来る途中で見た水素エネルギー研究フィールドにこのフードカート、前に動いているものを感じました。
そして、今回のツアー最後のお楽しみは、「浪江まち物語つたえ隊」の岡洋子さんの紙芝居。浪江に伝わる民話を語ってくださいました。テーブルに飾ってあった草木染めも岡さんの作品です。
と、今回も面白い&美味しいツアーを堪能しました。
唯一不満と言えば、せっかく浜通りに行ったのに、まともに海を見ていない! まぁそれは次の浜通りツアーでのお楽しみですね。(^^ゞ
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