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2022.10.08

ふるさと発見ツアー 番外編 in 相双地方(1日目)

ブドウ畑(高田島ヴィンヤード )


私の「ふるさと発見ツアー」でいつもお世話になってる孫の手トラベルさんとのご縁で、福島県相双地方振興局企画のモニターツアーに参加してきました。
双相地方というのは、浜通り地方のうちのいわき地方以外のところ。その中の、川内村、富岡町、南相馬市、浪江町、双葉町、葛尾村を、10/15~16の1泊2日で巡ってきました。

まずは、川内村の川内ワイナリーへ。
3年前にもここを訪れています。その時のブドウ畑が広がる景色を眺めながらのランチ会場に、立派なワイナリーが出来ていました。

川内ワイナリー

 

ブドウ畑(高田島ヴィンヤード )の見学が予定されていましたが、雨天のためワイナリー内へ。
川内村役場からこのワイナリーに出向しているという遠藤さんから、ワイン製造についていろいろお話を伺いました。

下の写真は、ワインの瓶詰作業の工程について説明していただいているところ。
左の装置から順に、瓶洗浄→ワイン注入→コルク栓。この後に瓶にラベルを貼って、蝋栓をして、出来上がり。ワインができて終わりではなくて、製品にするにはいろいろな作業があるんだなぁ、と今さらながら。(^^;

川内ワイナリー

 

それから、ワイン造り体験ということで、ブドウの実を軸からはずす作業をさせてもらいました。通常は機械を使うところを、今回は手作業で。
傷んだ実を避けて、いいのだけ、この大きなポリ容器の中へ。最初は恐る恐る1粒ずつはずしていたのが、すぐに熟練(?)して、数粒まとめていっぺんに。こういう作業って、ずっとやっていられる感じ。σ(^^;)

ワイン造り体験

 

その後は、ここのブドウから作ったワインとともに、地場の食材を活かしたフレンチコースを楽しみました。
先回訪れたときの「いつか、ここの畑でここのワインを味わってみたい」が、3年後にかないました。(^^)

メニュー

ランチ

これまでも、芹沢靖夫シェフの作る料理を何度かいただく機会があって、私にはスパイスを巧みに使った無国籍料理というイメージがありました。まさかフレンチまでとは!

食後は、少しだけのらんぽ。(^^ゞ

ブドウ畑

ブドウ畑

 

ワイナリー内にセッティングされたランチ会場を外から。この窓から見える山々とブドウ畑の眺めもご馳走のひとつ。

ブドウ畑

 

と、いつもはここまでですが、今回は次の目的地の富岡町へ。

富岡町では、まずパッションフルーツの栽培から6次化まで取り組むサン・クリーンさんのお休み処 富憩荘(とけいそう)」に寄りました。
大きなハウスが何棟も並んでいましたが、収穫はすべて終わって、次のシーズンへの準備期間ということで、ボロボロの(失礼)ハウスを見学。栽培についてのお話を伺いつつ、露地栽培中のパッションフルーツを見せていただきました。露地栽培だから、ハウスはこんな具合でOKなんですね。(^^)
そして、富憩荘内で、パッションフルーツの実とジュースを試食&試飲。実を食べたのは、たぶん初めて。酸味と甘み、それに種のつぶつぶ食感、美味しかったです。

パッションフルーツ

パッションフルーツ

パッションフルーツ

 

その後は、町役場の方がバスに同乗して、富岡町を案内してくださいました。
当初「とみおかアーカイブミュージアム」見学だけの予定でしたが、町の様子をいろいろ見ることができました。

建て直された富岡駅。その向こうに、富岡漁港のある海が広がっていました。

富岡駅

 

中通り地方で生まれ育った者には、海が見えるだけで特別感があります。

海

 

富岡漁港の右手には、福島第二原発の建物が見えていました。
第一原発の廃炉については時々報道されますが、第二も廃炉に取り組んでいて、こちらも難しい作業が続いているとか。

海

 

ところどころで、田んぼを見ました。役場の方が2016年に戻ってきたときには、一面セイタカアワダチソウの花畑だったそうです。
「やっとこういう景色が見られるようになってきましたが、まだまだいろいろあります。ゆっくり取り組んでいこうと思います」「富岡町に戻ってくるかどうか、皆さんそれぞれの事情があって迷っています。そういう方々には、ゆっくりで大丈夫だから、と話しています」と役場の方のお話に何度か出た「ゆっくり」という言葉が心に残りました。

田んぼ

 

夜ノ森の桜並木も通りました。

夜ノ森の桜並木

 

避難中に増えてしまったイノシシが嫌う作物ということもあって、タマネギ栽培を盛んにしようと取り組んでいる、というお話をバスの中でお聞きした後、案内された富岡町文化交流センター「学びの森」で、こんなポスターを見ました。(^^)

富岡町文化交流センター「学びの森」

 

最後に案内していただいたのが、「とみおかアーカイブミュージアム」。
震災や原子力災害も富岡町の歴史のひとつという位置づけで、富岡町のなりたち・暮らし・文化などなどについての展示が、充実していました。

とみおかアーカイブミュージアム

 

どうしても、こういう展示に惹かれてしまう。σ(^^;)

とみおかアーカイブミュージアム

 

ミュージアムからは、宿泊先の浪江町のホテルへ。
夕食も、地元の魚中心のご馳走づくし。
留椀のうどんはとても入らないと思ったのに、何故かペロリ。(^^;
その後のデザートもしっかりいただいて、「はらくっち(腹いっぱい)」状態で、部屋に引き上げました。

夕食メニュー

うどん

 

2日目

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