ふるさと発見ツアー 番外編 in 相双地方(2日目)
浪江町でむかえたツアー2日目の朝。
もちろん!あさんぽに出ました。(^^ゞ
宿から海まで、最短の道程で約3.5㎞。歩けない距離ではないけど、行き帰り+αで10km近くを朝から歩くのもどうかと思い直し、宿近くをのんびり歩きました。
請戸川沿いの桜並木(ふくしまの遊歩道50選 請戸川リバーライン)
この長い桜並木を上流方向に歩き、並木が切れた辺りで橋を渡って、対岸から下流方向にカメラを向けました。
また並木道側に戻って、宿を目指しつつ、町の中をテキトーに道を選んで。
真新しい家、間もなく何か建ちそうな更地、人の気配の無い古い家、生い茂る草に埋もれた空き地・・・
タチアワユキセンダングサを見つけました。沖縄あたりでよく見る花ですが、これはここに植えられていたものかもしれません。
宿近くに町役場があったので、周りをひと巡り。
実証中の「移動オフィス」の車を撮って、宿に戻りました。
出発前に、1晩お世話になった「ホテル双葉の杜」を記念撮影。
そして、まずは南相馬市へ。ここからが本来のツアー2日目の行程。(^^;
小高区の「大悲山の石仏(だいひさんのせきぶつ)」を見学しました。
石仏のある薬師堂の前には、太い枝がうねる大きな杉の樹! 福島県指定天然記念物とか。
薬師堂
薬師堂の中に入ると、ガラス戸。ガラス戸越しの見学なのかと思ったら、案内人の方が戸を開けてくださって、直に石仏を見ることができました。(^^)
高さ5mほどの石仏が並び、石仏の間の壁面にも菩薩像や飛天が線彫りされていました。
薬師堂からバスでちょっと移動した先にあった観音堂の石仏は、高さ9m!
こちらは千手観音で、頭上に仏をささげ持つポーズは、京都の清水寺のものと共通するとか。
いずれも仏像の様式から推定して、作られたのは平安時代だそうです。その当時のこの辺りの様子はどんなだったんでしょうね。
薬師堂の傍らに、観音堂の方向を示す立て札があったので、薬師堂から歩いて来れるか聞いてみたら、道はけもの道状態で曲がりくねっているので、歩くとなるとかなりかかるとか。
近くには、こういう里山風景が見られたので、歩いて石仏巡りができたら楽しいかな、なんて思ってしまいました。(^^;
次は浪江町に戻って、道の駅なみえに併設された鈴木酒造店見学。
鈴木酒造店の鈴木さんから、震災当時のこと、避難先の山形で廃業する酒蔵を譲り受けて酒造りを始めたこと、そして酒蔵併設の道の駅ができたことで、また浪江でも酒造りを再開したこと、などなど伺いました。
お店の奥が酒蔵になっていて、窓越しに店内から酒蔵の様子を見られるようになっていました。
そして、お楽しみの試飲。(^^)
コインを1枚入れて、試飲したいお酒のボタンを押して、その下の蛇口から注がれるお酒を試飲用のおちょこで受けるという仕組み。この装置が2台あって、10種類以上のお酒が試せるようになっていました。
事前の説明では舐める程度しか出てこないという話でしたが、ちゃんとおちょこ1杯分の量がありました。ひとり5枚のコインを渡されて、さらにもう1枚いただいて、おちょこ6杯分のお酒を堪能しました。(^^ゞ
外では、雨ニモマケズ、黙々と働いてるコ。
道の駅で食前酒(?)をいただき、お土産も買って、おひる。
浪江町内の「海鮮和食処 くろさか」で、海鮮丼をいただきました。具がどれも大ぶりで、ご飯は少し残してしまいました。(^^;
昼食後は、双葉町へ。
ここでは双葉駅周辺のウォールアートを鑑賞しながら散策の予定でしたが、雨のためバスの車窓からになってしまいました。残念!
機会があったら、歩いて見て回りたいです。
最後は葛尾村へ。
まず、「葛尾大尽屋敷跡公園」を案内していただきました。
江戸時代から明治まで約200年間にわたり栄華を誇った松本一族の邸宅跡。建物は残っていませんが、各所の案内板から、規模の大きさがわかります。
庭園には、少し紅葉が見られました。紅葉のハイシーズンは見事な眺めだそうです。
「あかずの池」跡の奥に、蔵につながる穴がありました。
蔵に出入りする際は、池の水を抜いて、ここから出入りしたそうです。蔵にはどんなお宝がどれだけあったんでしょうね。
次に訪れたのが、葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)。
代表の下枝さんに案内していただきました。
ここでは、どぶろく製造工場見学となっていましたが、今はまだ製造設備などが整いつつあるところで、どぶろく製造の様子は見ることができませんでした。
それにしても、宿泊・食事・酒・雑貨の「ZICCA」といい、前の道路に勝手に立ててしまった手作りのバス停の看板といい・・・ いろいろ面白い企てが、ここから生まれているようです。
どぶろく製造工場見学(?)の後は、葛力創造舎 のお酒「でれすけ」の試飲。
試飲会場の葛尾村復興交流館「あぜりあ」に向かう前に、下枝さんからお酒の説明を聞きました。製造は、鈴木酒造店が協力しているということでした。
あぜりあで、試飲の前にちょいとお買い物。
エゴマを使った「かつらおプチ煎」が美味しそうで購入したら、新聞紙で作った素敵なバッグをいただきました。(^^)
嬉しくて、手作りバス停に名前が書いてあった「ちえちゃん」特製のきゃらぶきや試飲用の茶碗(おちょこではない!)などと一緒に記念撮影。
下枝さんが再度登場。葛力創造舎の取り組みや葛尾村のこれからについてのお話を聞きつつ、「でれすけ」の辛口を美味しくいただきました。
どうも、ネコ顔に弱くて。(=^・^=;
最後に、あぜりあの外にあった羊肉の自販機を撮って、帰路につきました。
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