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2024.05.20

ふるさと発見ツアー@HANERU葛尾

HANERU葛尾


私の「ふるさと発見ツアー」第44回。今回は、阿武隈山系の山間にある葛尾村。ここでバナメイエビの養殖事業に取り組んでいるHANERU葛尾さんを訪ねました。
実は、山の中でエビ???とイメージがつかないまま、担当シェフに惹かれて、参加を決めたのですよ。σ(^^;)

HANERU葛尾さんの施設に行く前に案内されたのが、この真っ赤な畑。例の原発事故による除染で衰えた畑の地力回復のために、クリムゾンクローバーというマメ科の植物が緑肥として植えられていました。
ちょっとしたフォトスポットにもなっているようですが・・・

クリムゾンクローバー

クリムゾンクローバー

 

ワタシ的には、田植えが済んだばかりの水田の眺めのほうが好き。(^^;

水田

 

ともあれ、HANERU葛尾さんの養殖施設へ。
社長の松延さんとスタッフの皆さんが出迎えてくださいました。

HANERU葛尾

 

最初に松延社長から事業について、お話していただきました。
HANERU葛尾のHANERUは、「走る・駆ける」の意味の方言「はねる」から。エビが「跳ねる」もかかっていますね。
当初は1棟の建屋で養殖をスタート。最初2回の稚エビ全滅の経験を経て、現在は複数の建屋で養殖に取り組まれています。水槽の形状や生育条件を変えて、1つの水槽でダメでも他の水槽まで影響が及ばないようにしているそうです。
地下から汲み上げた水をろ過しながら循環利用し、外部から何か不純物などが入り込まないようにした「閉鎖循環式養殖」、薬剤などは一切使っていないとか。
現在、国からの補助を受けて事業を確立中で、一般市場への出荷は来年の予定だそうです。

お話の後、実際に施設の中を見せていただきました。

HANERU葛尾

 

メダカのような稚エビ。この段階になるまで、既に何度も脱皮しています。

バナメイエビ幼体

 

そして、ひと月足らずで、数センチの「エビ」に。3カ月ほどで標準的な出荷サイズに育つとか。

バナメイエビ

 

施設見学の後は、エビ愛溢れるベンジャミンさんからの、素敵な稚エビのお話。
まずは、エビの感覚器官。前脚の細かい毛が、臭覚・味覚・聴覚・触覚を感知。眼はほとんど付いているだけ、みたいですね。(^^;
孵化したばかりのときは、エビとは思えない姿。それが、何度も脱皮を繰り返しエビらしい姿に。
エビの人工孵化に初めて成功したのは、日本人の藤永元作さん。その時はクルマエビだったそうです。現在この施設で養殖しているのは、バナメイエビ。クルマエビより生育環境の水深が浅くてすみ、短期間で大きくなるとのこと。

ベンジャミンさん

 

そして、エビ釣り体験。
釣り上げたエビはその場で氷でしめて、パクッ。釣れませんでしたが、パクッはさせてもらいました。(^^ゞ

エビ釣り体験

 

さて、見学&体験の後のお楽しみ。
建屋から外に出たら、ランチ会場がセッティングされていました。

ランチ会場

 

例によって、この日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ
今回は、ここで育ったバナメイエビを、生で、揚げて、煮て・・・といろいろな調理法でいただきました。
この日のオリジナルカクテル「HANERUソルティードッグ」のグラスの縁にも、エビ塩がトッピングされていました。残念ながら早々に完売となり飲み損ねましたが、別にお願いしたスペシャルなカクテルにもエビ塩をつけていただきました。(^^ゞ

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2024/05/18 この時だけのスペシャルランチ by 芹沢靖夫シェフ(BestTable)@ HANERU葛尾 」(note)

 

ランチ会場を外から撮ってなかったと、あわてて撮って、また「腹くっち」酔い子状態でバスに乗り込みました。

ランチ会場

 

おまけ)
帰りに寄った葛尾村復興交流館「あぜりあ」でツバメの巣を見つけました。
最初3つの巣全部にツバメがいたんですけどね。カメラを向けたとたん、上の巣からは飛び立たれてしまいました。(^^;

ツバメ

 

それと、あぜりあから見えたアカマツの林。
後で調べたら、葛尾村の「村の木」がアカマツ。全国的に有名なアカマツの産地だったのですね。

アカマツ

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