カテゴリー「ふるさと発見ツアー」の62件の記事

2023.11.05

ふるさと発見ツアー@木戸川

木戸川


私の「ふるさと発見ツアー」第42回。今回は、福島県楢葉町の木戸川へ。今までさまざまな生産者さんを訪ねてきましたが、「魚」は初めて。

木戸川漁協共同組合の鈴木謙太郎さんから、サケ漁を中心に、いろいろお話を伺いました。サケは「水産資源保護法」の対象になっていて、捕獲には免許が必要、「漁」が主目的であってはならず、捕獲はあくまでも「資源保護」のための取り組み・・・ そんな法的な縛りがあるとは、まったく意識の外でした。

北海道でも今年はサケが少ないというニュースが最近あって、ここ木戸川でもサケの姿を見るのは難しいかもしれないと聞いていましたが、魚影が見えているからと、投網漁を見せていただけることになりました。(^^)

水面を眺めていたら、何やら跳ねているように見えて、ついカメラを向けました。
それっぽいのが撮れたように見えますが、どうでしょうね。(^^;

木戸川

 

実際の漁の様子は、ホケブレ動画で。

 

 

鈴木さん、いい顔してました。(^^)

鈴木謙太郎さん

 

捕れたのは、シロサケのオス。「鼻曲り」と呼ばれる上あごの形のほか、体の紫がかった婚姻色がオトコ盛りの証とか。

シロサケ♂

 

投網漁を見学した後は、やな場へ移動。
「やな場=アユ」と思い込んでいましたが、サケも捕る仕掛けなんですね。

やな場

 

サケが入ったやな場に、アユもいました。こちらは軽めの投網で捕って見せていただきました。

アユ

 

やな場のサケは網ですくって・・・ 逃げ足速くて簡単ではありませんでした。
網に入った後も体をくねらせてバタバタ動いて、そのたびに卵(つまりイクラ)がポロポロと落ちていました。
(下の写真の右下あたりのオレンジ色のつぶつぶ、わかるでしょうか)

サケ

 

オンナ盛り(上)とオトコ盛り(下)が揃いました。
おとなしくしてるのは、目と目の間あたりをガツンと叩かれて、気絶状態だから。(^^;

シロサケ メスとオス

 

すぐに孵化場に持って行き、
まずは、メスの腹を割いて卵を取り出し、そこにオスの精子をかけて、卵と混ぜ合わせて、

受精

受精

 

ここまでは卵に水気がつくのは厳禁なのに、その後は水の中に少しずつ落として、受精完了。
この水に落とすところだけ、みんなで交替しながらやらせてもらいました。

受精

 

孵化するのは、翌年の春先。そこから少し大きくなるまで育ててから、旅立ちへ。
私たちが水に落とした卵、無事旅立てるといいなぁ。そして4年後、戻って来て欲しい!

 

この日のランチ会場は、河畔に設営されていました。

ランチ会場

 

馴染みのフードカートとともに水素キッチンカーも。

フードカート

 

例によって、この日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ
この日の福島信幸シェフは、1年前のファーム白石でも美味しいものを次々繰り出してくださった方でした。そして、食材にはファーム白石の里芋、食器の一部には陶吉郎窯のもの、となんか1年前とのつながりを感じました。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2023/11/04 この時だけのスペシャルランチ by 福島信幸シェフ(CROSS WONDER DINING)@木戸川河畔 」(note)

 

木戸川にはダイサギが何羽も来ていました。産卵後のアユ狙いとか。記念に1羽だけ撮って、帰りのバスに乗り込みました。

ダイサギ

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2023.09.03

ふるさと発見ツアー in 湖南

磐梯山と猪苗代湖


私の「ふるさと発見ツアー」第41回。今回の訪問先は、猪苗代湖の南側に位置する郡山市湖南町。子どものころから馴染みのある猪苗代湖(私の初めての「海」は猪苗代湖)ですが、いつも北側ばかりで、南側は今回がたぶん初めてだと思います。

まずは、ワイン用ブドウを栽培している小山順平さんの畑「jardin du lac(湖の庭)」へ。
畑の向こうに、布引高原の風車が見えていました。

ブドウ畑

小山順平さん

 

ランチの前の農作業体験。
7月にお邪魔した中尾ぶどう園さんのときと比べてもうかなり実が熟しているように見えたので、今度は収穫体験かと思ったら、違いました。(^^;
収穫までには、まだまだいろいろな作業が必要なんですね。今回体験したのは次の3種類の作業。

摘心
新たに伸びようとするブドウの枝先をカットして成長を止め、栄養がブドウの房のほうに行くように。

ブドウ畑

 

摘果
上のほうについている小さなブドウの房をカット。これも、養分を下の房に集中させるため。

ブドウ畑

 

徐葉
ブドウの房の上の部分の葉を取り除く。風通しや日当たりをよくして、病気を防いだり糖度を上げたり。

ブドウ畑

 

ブドウ畑では、アキアカネやノシメトンボ、ミヤマアカネなど何種類もの赤トンボ。それに畑近くではカンタンの音・・・ とついそっちも気になって。(^^ゞ

ブドウ畑で1時間ほど汗をかいた後、この日のランチ会場、猪苗代湖の青松浜(せいしょうはま)へ。

ランチ会場から、磐梯山が湖の向こうに見えてました。(^^)

青松浜

 

この山の向こうに、父の写真にあった鬼沼があるそうです。

青松浜

 

湖水浴を楽しむ人たちの姿もありました。

青松浜

 

ランチ会場を水際から記念撮影。

ランチ会場

 

心地良い風が吹き抜けて、快適でした。

ランチ会場

ランチ会場

 

例によって、この日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ

なかなか終わらない夏にげんなり気味の体が、スパイスや香草を巧みに使った芹沢シェフの料理に、元気づけられました。(^^)

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2023/09/02 この時だけのスペシャルランチ by 芹沢靖夫シェフ(BestTable)@青松浜 」(note)

料理とともに楽しんだ白ワイン(ヴァン デ オラージュ シャルドネ 2021 樽熟成)と、日本酒を使ったカクテル(トロピカルNO.1 笹の川酒造「いち」)。白ワインは撮らずに飲んでしまったので、他の方ので記念撮影。他に赤ワインも追加注文。(^^ゞ

ドリンク

 

小山さんが同じテーブルだったので、食事中もブドウ栽培やワインについて、いろいろ興味深いお話を伺うことができました。特に心に残ったのが、雪の多さとブドウ栽培との関係。湖南町は会津地方と同じような気候で、冬はブドウ畑がすっぽり雪に埋まってしまうとか。雪が多くてブドウ栽培は難しそうと思いましたが、かえって雪が布団代わりになって、ブドウの木を寒さから守ってくれるそうです。

食事の合間に、ビーチサンダルで水辺へ。何十年ぶりかで湖水に足を入れてみました。
そして、あ、トンボ、カエル、チョウ、ハンミョウ?・・・ ヾ(--;)

水辺をのらついている間に、この日の野菜を提供してくださった美濃然(みのぜん)さんが私たちのテーブルにいらしていて、また楽しくお話することができました。いろいろな種類の野菜を栽培されているから、いつか湖南マルシェとかできるといいなぁ。(^^)

 

食後は、水辺に移動。もう一つのお楽しみが用意されていました。220以上の民話が残っているという湖南町の「湖南民話の会」の方々に、民話を語っていただきました。

語り部の皆さん

語り部の皆さん

 

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2023.08.24

ウスイロヒラタナガカメムシ

ウスイロヒラタナガカメムシ


先日のふるさと発見ツアーで見かけた極小カメムシ。
キンミズヒキの先にポチッ。このポチッがたまりません。(^^ゞ

ウスイロヒラタナガカメムシ

 

その他、いろいろ撮れたのを撮った順に並べました。
 ⇒「裏磐梯の動植物 2023/08/20 」(note)

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2023.08.22

ふるさと発見ツアー in 裏磐梯

曽原湖と裏磐梯


私の「ふるさと発見ツアー」第40回。今回の訪問先は裏磐梯。裏磐梯の自然を楽しむ、自然の中で楽しむツアーでした。

カヤック体験やハーブワークショップなどアクティビティがいくつか用意されている中で、私が選んだのは、もちろんネイチャーウォーキング。(^^ゞ
今回のランチ会場でもあるキャンピング施設「Bandai Lakeside Garden」オーナーの金光弦太さんに案内していただいて、レンゲ沼から中瀬沼探勝路を巡りました。

金光弦太さん

探勝路

 

レンゲ沼

レンゲ沼

 

レンゲ沼あたりまでは皆さんと一緒に歩いていたのですが、道端のアレヤコレヤについ引っかかって、先を歩いている方々がいつの間にか消えてました。まあ、展望台を目指せば大丈夫だろうと案内板に従って(従ってたつもりで)歩いていたら、何故か展望台には先に到着。(^^;

中瀬沼展望台からの眺め。
雲多めながら、磐梯山が見えました。

磐梯山

磐梯山

 

短い時間でしたが、いろいろ気になる&嬉しい出会いがありました。それだけに、もっとじっくり歩き回りたかったです。(^^;

ウォーキング後は、曽原湖畔のBandai Lakeside Gardenへ。ウォーキング以外の方々と合流して、ランチまでのまったり時間を楽しみました。

Bandai Lakeside Garden

 

佐藤紳平さんの生演奏付きという贅沢。

Bandai Lakeside Garden

 

ここからも磐梯山がよく見えていました。

曽原湖

磐梯山

 

食前酒には、ボリジ入りのオリジナルカクテルを注文。
爽やかでトロピカルなカクテルが美味しくて、だいぶ飲んでしまってからの記念撮影となりました。(^^ゞ

オリジナルカクテル

オリジナルカクテル

 

オリジナルカクテルですっかりいい気分になったところで、ランチスタート。
今回のテーブルは、周囲の木立の苔のイメージで。

テーブル

 

例によって、この日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ
ザリガニは初体験。身そのものもですが、魚料理に添えられたザリガニのソースが美味しかったです。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2023/08/20 この時だけのスペシャルランチ by 松岡正シェフ(エルマール)@曽原湖畔 」(note)

それから、追加で注文したハーブモヒート。これも美味しかった!

ハーブモヒート

 

ランチの間、湖畔を行ったり来たりしているトンボが気になりました。そのトンボは撮れなかったけど、他にもいろいろ収穫がありました。
それらについては、ウォーキングのときのと合わせて、別途アップしたいと思います。

 

おまけの表磐梯
帰りに寄った猪苗代道の駅で。ランチの途中、ランチ会場も少し雨がパラつきましたが、磐梯山はしっかり雨雲に覆われたときがありました。なので、この時はシャワーを浴びてさっぱりした磐梯山、という感じに見えました。(^^)

磐梯山i

 

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2023.07.09

ふるさと発見ツアー@中尾ぶどう園&ふくしま逢瀬ワイナリー

ブドウ畑


私の「ふるさと発見ツアー」第39回。今回は、郡山市の中尾ぶどう園とふくしま逢瀬ワイナリーにお邪魔しました。

はじめに訪れた中尾ぶどう園では、ぶどう園の中尾秀明さんと逢瀬ワイナリーの江花亮央さんが出迎えてくださって、おふたりからブドウ栽培についていろいろ伺いました。
ぶどう畑の前におふたり並んでるところを撮ったのですが・・・ ナンダカナー過ぎる写真で、ボツ。(^^;

ワイン用のブドウの上には、雨よけのビニールがはられていました。本来ブドウ栽培には乾燥した土地が適しているので、雨の多い日本での栽培には独自の工夫が必要とのこと。

ブドウ畑

 

今回は、収穫体験ではなくて摘果体験。
ワイン用ブドウの絡まり合った房を解き、脇の小房を切落して整えます。
地面には、切り落とした房がいっぱい。ついついモッタイナイと思ってしまいますが、養分をぎゅっと凝縮させ、美味しいブドウにするために欠かせない作業だそうです。

ブドウの摘果

ブドウの摘果

ブドウの摘果

 

畑の中には、休憩用の椅子とテーブル、そして冷えた麦茶も用意されていました。
背の高い人にはちょっと辛い高さ(低さ)でしたが、私にはいい具合の高さで、モシャモシャだった房がきれいに整うのが面白くて、これはずっとやってられる感じ。(^^)

ブドウ畑

 

30分ほど作業したところで、いったん全員休憩。
休憩中、ちょっとだけ畑の縁をのらんぽ。(^^ゞ
すぐにオバボタルとアマガエルに出会えました。もっと歩き回れば・・・ ヾ(--;)

オバボタル

アマガエル

 

次は、食用ブドウの「摘粒」体験。
房の奥の実や傷のある実、小さな実などを房から外し、適度に隙間を開けて、粒が大きくなるスペースを確保。とても手間のかかる作業ですが、これもブドウ作りに欠かせない作業。
もう弱っているのか自らほろっと落ちる粒、小粒ながら断固抵抗の意地(?)を見せる粒・・・と粒ごとの違いが面白くて、これもずっとやっていられる感じの作業でした。

ブドウの摘粒

ブドウの摘粒

ブドウの摘粒

ブドウの摘粒

 

という具合に、1時間ほど作業を楽しませていただきました。
ワインの原料になるまで、食用ブドウとして出荷されるまでには、様々な手間がかかっているのだと、改めて知ることにもなりました。

そして、ふくしま逢瀬ワイナリーへ。
ワイナリーの前に、馴染みのキッチンカーと、この日デビューの新しいキッチンカーが並んでとまっていました。

ふくしま逢瀬ワイナリー

 

新しいキッチンカーは、水素燃料電池で動くもの。車体底部に取り付けたタンクの水素を使って自家発電、走行だけでなくクッキングヒーターやオーブン、冷蔵庫などにも使用します。
2年前の浪江でのツアーで見た試作車は、電源車として静かに働いていましたが、今回は中のキッチン設備もプロ仕様に進化していました。

新しいキッチンカー

新しいキッチンカー

 

ちょうど姿を見せた鈴木文康シェフと、2台のキッチンカーとのショットをゲット。(^^ゞ

鈴木文康シェフとキッチンカー

 

次に、中尾ぶどう園で栽培についてもいろいろお話いただいた江花さんに、ワイナリーの中を案内していただきました。
ピカピカのタンクがずらりと並び、ブドウの実を外すところから各段階のブドウ汁を汲み出したり搾ったりという各段階で、いろいろな機器が使用されていました。
単に機械任せではなくて、同じ工程でも、そのときの状態で機器を使い分けたり時間を変えたり・・・ ブドウの顔を見ながら栽培に取り組む中尾さんと共通するものを、江花さんのお話から感じました。

ワイナリー見学

ワイナリー見学

 

ワイナリーのブドウ畑も見学。ここは「ワイン用ブドウ実証圃場」として、複数の品種が植えられていました。
そう言われてみれば、確かに葉が高く茂っているもの、おとなしめに葉を出しているもの・・・ 品種の違いも面白いですね。

ブドウ畑

 

ここの「雨よけ」は実をカバーする形のでした。

ブドウ畑

 

そして、お腹ペコペコ状態で、ランチスタート。
テーブルには、優しい色合いの紫陽花に中尾さんの畑のブドウの蔓が添えられていました。

テーブル

 

例によって、この日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2023/07/08 この時だけのスペシャルランチ by 鈴木文康シェフ(PETIT GREEN)@ふくしま逢瀬ワイナリー 」(note)

ペアリングに用意されていたワイン以外に、中尾さんのお名前の入った特別なワインもいただきました。
すでに完売していて、別に取り置いていたものとか。これ、すっごく美味しかったです!(表現が・・・)

Vin de Ollage Merlot 2020 Cuvée 中尾秀明

 

江花さんが、中尾さんの作るブドウ(メルロー種)について、「よく知られているメルローよりも、果実の風味が豊かでよりピュアな感じ。その特長を生かして、ブルゴーニュ風のワインに仕立てている。和食にも合うと思う」と話されていました。
中尾さんは、「その年その年のブドウの状態がどうだったか、覚えている。今年はかなり良いと思う」。今年のブドウがワインになる頃が楽しみ! (^^)

 

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2023.04.25

ふるさと発見ツアー@ガンバ農園

ガンバ農園


私の「ふるさと発見ツアー」第38回。今年初めての今回は、白河市のガンバ農園さんへ。いろいろな農家さんにお邪魔してきましたが、アスパラガスは初めて。

気持ちよく晴れた空が広がっていたものの風が強いからと、収穫体験だけでなくランチ会場もビニールハウスの中となりました。

まずはランチ会場のハウスの中へ。

ランチ会場

 

いろいろなボトルが並んでいるのを横目でチラ見しつつ・・・ (^^ゞ

ランチ会場

 

ガンバ農園代表の親方(鈴木博之さん)の楽しくてためになる「アスパラ講座」。
アスパラガスについて何となく知っていたこともありましたが、「栽培」については初めて聞くことが多くて興味深かったです。
中でも「立茎(りっけい)」という言葉。途中から一定間隔でこれぞというのを収穫せずに残して茂らせ、光合成をさせて根に養分を貯蔵、次のシーズンの収穫につなげるというというもの。自然観察会などで通りかかった畑で、モシャモシャ茂ってるアスパラガスは何度か見てますが、その働きは意識の外でした。(^^;

親方(鈴木博之さん)

 

講座の後は、収穫体験のため別のビニールハウスに移動。
ビニールハウスには「火星」や「水星」などの名前がついていて、私のグループは「地球」でした。(^^)
親方のお話はもちろん、こういうのも楽しいですね。

アスパラガス

 

ニョキニョキ伸びたアスパラガスがハウスの奥まで。

アスパラガス

アスパラガス

 

竹の棒で長さを確認して、根元をハサミで切って収穫。

アスパラガス

アスパラガス

 

収穫したアスパラガスは、畑の傍らの直売所で包んでいただいて、お土産に。(^^)
直売所には「ガチャ」もあって、景品は太いアスパラガスのほかにジャンボナメコやお米など「お値段以上」のものばかりでした。

アスパラガス

 

そして、ランチタイム♪
ここでもアスパラガスがニョキニョキ。これが、今回の乾杯ドリンク「アスパLatte」でした。

アスパLatte

アスパLatte

 

続いてのコースランチもアスパラガスづくし。
今回のシェフは、「リンゴ畑でリンゴづくしのランチ」のときと同じ林亮太シェフ。
先回もですが、今回もどれも美味しくて、特にスープがワタシ的には最高でした。(^^)

メニュー

ランチi

各皿の写真はこちら ⇒「2023/04/23 この時だけのスペシャルランチ by 林亮太シェフ(和牛旬菜 あ吽)@ガンバ農園 」(note)

 

そしてもう一つのご馳走は、農園からの那須連峰の眺め。
新幹線の車窓から眺めた栃木県側のとは違って、福島県側からは残雪も見えていました。

那須連峰

茶臼岳

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2022.12.01

ふるさと発見ツアー@ファーム白石&陶吉郎窯 その2

陶吉郎窯


ファーム白石で「はらくっち」状態になった後、次の目的地の「大堀(おおぼり)相馬焼 陶吉郎窯」へ。

着いてみたら・・・「相馬焼の窯元」から思い描いていたのと、まるで違う!(^^;
元は私立美術館だったそうで、正面がギャラリー、右側が工房になっていました。

 

陶吉郎窯

 

ここで、陶芸体験グループは、ランチ会場にもいらしてた近藤賢さんとともに工房へ。見学グループの私たちは、賢さんのお父さんの学さんに窯やギャラリーを案内していただきました。

近藤学さん

 

ガス窯(右)と電気窯(左)
火が入ってるところなので、外から見学。

陶吉郎窯

 

二重構造になっている大堀相馬焼について、整形から完成までの各工程のお話を伺いました。
「相馬焼=馬の絵」というイメージしかなくて、手間のかかる二重構造の焼物と知って驚きました。
下は、各工程のもの。本焼きでかなり縮むというのがわかるように並べて撮りましたが、わかるでしょうか。(^^;

大堀相馬焼

 

そして、登り窯も見せていただきました。
TVドラマで正面の口から薪を入れるシーンは見てましたが、上の窯にも脇に口があるんですね。(^^;
下の窯からの熱を利用して、順に薪を入れていくとか。高温にする必要があるので、薪には一気に燃えるアカマツが適しているそうです。薪の調達には苦労されているようでした。

登り窯

登り窯

 

学さんがいろいろお話してくださった中で、「思いどおりに行かないことはあっても、思いがけない良い出来というのはない。細かくデータを取って積み上げていて、結果はすべて考えの内」という言葉が特に印象に残りました。

・・・と話は尽きないものの、次にギャラリーへ。
伝統的な相馬焼から始まって、賢さんの柔らかい色合いと曲線の作品、登り窯で作られた何とも深い色合いの作品などなど、学さんに解説していただきながら見て回りました。
そして、一番奥の「象嵌」という技法を駆使した学さんの作品群! 特にスズメの羽毛のもふもふが感じられる作品に、しばし見入ってしまいました。

何でも撮りたがる私ですが、ギャラリー内ではカメラは出しませんでした。絶対に見たようには撮れない自信があったので。(^^;

最後に、賢さんのろくろ実演。
いろいろな形の器が次々と。こういうの、ずっと見ていらますね。(^^)

ろくろ実演

 

そして、外ではファーム白石の赤い軽トラマルシェがオープン。

赤い軽トラマルシェ

 

大きなビニール袋いっぱいに詰められた太っ腹な価格設定の野菜セットを、つい買ってしまいました。(^^ゞ
収穫体験の里芋と一緒に記念撮影して、バスに乗り込みました。

野菜セット

 

← その1

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2022.11.30

ふるさと発見ツアー@ファーム白石&陶吉郎窯 その1

ファーム白石


私の「ふるさと発見ツアー」第37回。今回は、いわき市へ。ファーム白石で収穫体験とランチ、その後、大堀(おおぼり)相馬焼 陶吉郎窯を訪れました。

ますはファーム白石へ。こちらには2年前にもお邪魔しています
ファーム代表の白石長利さんは、やっぱり赤の上下で登場。白石さんの案内で、最初に里芋の収穫体験をしました。(収穫体験の様子は2年前にもあげてるので、今回は省略。(^^ゞ)

白石長利さん

里芋収穫体験

 

各自これぞと思う里芋1個を持って、ランチ会場のビニールハウスに向かいます。
前より「赤いもの」が増えてる・・・

赤い軽トラ

赤いもの

赤いもの

 

ハウスの中まで、「赤」ピーマン。(^^)

ピーマン畑

 

1個ずつ持ってきた里芋は、よく洗って、ハウス内に用意された鍋に投入。

里芋

 

ピーマン畑の奥に、ランチ会場がセッティングされていました。

ランチ会場

 

その奥には畳が敷かれているエリアがあり、

畳エリア

 

さらにその奥には、野菜の苗も置かれていました。

野菜の苗

 

つまり、奥から見るとこんな具合。ドーン!(^^)
今回のランチ会場はビニールハウスの中と聞いてイメージしていたのと、全くスケールが違っていました。
野菜を作るためだけではなく、いろんな集いの場にしたいという白石さんの思いから、この大きさになったそうです。

ビニールハウス

 

生産者の方々を紹介していただきました。

ワンダーファームの元木さん
この日のランチのトマトを提供していただきました。

ワンダーファーム元木さん

 

2年前にも畑を案内してくださった助川さん(トモゾウさん)
今回はランチの席で、いろいろお話できました。(^^)

助川さん(トモゾウさん)

 

この後に伺う陶吉郎窯の近藤賢さん
ランチにも同席してくださいました。

陶吉郎窯 近藤賢さん

 

さて、例によってこの日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ

ワンダーファームさんのミニトマトが、大皿に山盛り!
ランチに向けてちょっと控えておこうと思いつつ、ついつい何個もいただいちゃいました。
さらにこの後「追いトマト」まで。(^^)

ミニトマト

 

鍋に投入した里芋は、塩茹でされて登場。皮ごといただきました。ねっとりトロトロの里芋に皮の食感がいい感じに効いていました。

里芋

 

と、ミニトマトと里芋でなんか満ち足りた感じになりましたが、もちろん本格的なコースランチもしっかりいただきましたよ。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2022/11/26 この時だけのスペシャルランチ by 福島信幸シェフ(CROSS WONDER DINING)@ファーム白石 」(note)

シェフの福島信幸さんから料理の説明を伺いました。

福島信幸シェフ

 

いわき産かぼすを使用した「かぼすエール」、美味しかったです。(^^)
醸造元のHOPJAPAN(今年7月にお邪魔してます)の本間さんも、ランチ会場にいらしてました。

かぼすエール

 

隣の方が飲まれていた発泡清酒「ラシャンテ」も気になる。(^^;
こちらは、9月に訪れた浪江町の鈴木酒造製。

発泡清酒「ラシャンテ」

 

と、いろいろなつながりが感じられた、今年の締めくくり(たぶん)にふさわしいランチでした。

かなり強い降りのときもあった雨も、終わりの頃にはすっかり上がって、ハウスの中からきれいな青空が見えていました。

青空

 

ところで、いつものフードカートは・・・ こんな具合にハウスと合体(?)して働いてました。(^^)

フードカート

 

「はらくっち」状態で外に出て、ハウスに貼りついているフードカートを記念に撮って、次の目的地へ。

フードカート

 

→ その2

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2022.11.14

ふるさと発見ツアー <コンニャクづくし> in 矢祭&白河

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私の「ふるさと発見ツアー」第36回。今回は、福島県東白川郡矢祭町でコンニャク芋の収穫からコンニャクづくりまでを体験した後、白河市のコンニャク店でコンニャクや地元食材を活かしたディナー、という「コンニャクづくし」のツアーでした。
小学生のころ、桜や紅葉の時季に何度か行った記憶があります。でも、コンニャクと矢祭町とはつながっていませんでした。

まずは矢祭町へ。

コンニャク畑のある「来る里の杜(くるりのもり)」で、生産者の片野惠仁さんが出迎えてくださいました。

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片野さんの案内で、コンニャク畑へ・・・ではなくて、まずは山登り。(^^)
来る里の杜には南と北に散策コースが整備されていて、今回は南の杜コースの「夕陽の丘」まで行きました。
丘の上で、コンニャク作りだけではなく、「自分たちの地域は自分たちの手で!」という地域づくりの様々な取り組みについて伺いました。

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途中、桜(たぶんジュウガツザクラ)が紅葉に趣きを添えていました。他にも何種類かの桜やロウバイなどなど。春にも来てみたいと思いました。


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上りきったところから眺めた景色。

 

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次のコンニャク作り体験の会場「リフレッシュふるさとランド」の展望台も見えていました。

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丘から下りて、いざコンニャク畑へ。途中には、メダカたちがいる池など、つい足を止めたくなるトラップ(?)もありました。(^^;

畑では、片野さんにコンニャク芋の掘り方を見せていただいてから、

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自分たちでもやってみました。
芋の小さく飛び出たところは生子(きこ)、これが次の種芋になるのですね。

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柿畑にギンナン畑・・・ 来る里の杜は、お楽しみいろいろなところでした。(^^)

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リフレッシュふるさとランドに移動して、コンニャク作り体験。
まずは身支度から。生芋でかぶれないようにと、エプロンと長い手袋が用意されていました。

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約1kgの芋1個を4グループで分けて。このときは少ないように思いましたが、出来上がったのを見たら、十分すぎる量でした。(^^;

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皮をこそげて刻んで、水を加えてミキサーにかけます。

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ミキサーからボールへあけたところ。見た目は甘酒みたい。
このまま30分ほど寝かせるそうですが、時間の都合で、別に用意してくださっていたものに替えて、次の工程へ。

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凝固剤をお湯で溶いて加えます。

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練ります。どんどんコンニャクっぽくなっていきました。

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ひとつにまとめたものから、お玉ですくって形を整えて、沸騰しているお湯へ落として茹でます。

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茹で上がるまでしばらく時間がかかるので、ここでまた差し替え。(^^ゞ
茹で上がって、粗熱が取れた状態のものが登場。

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まだ熱いのを薄く切って、さらに流水にさらして、出来上がり!

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試食セットにコンニャクを盛りつけて、いただきます♪
セットには、めんつゆと柚子味噌が用意されていました。一緒に試食用の柚子釜羊羹と柚子ジャムも。美味しくいただきました。(^^)

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おみやまで。(^^)

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残念ながら展望台には上がれませんでした。いつかこの上から眺めてみたい!

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それからバスで1時間ほどの白河市の「大島屋蒟蒻店」さんへ。
お店をリノベーションして開いたおでん屋さん「髪と台詞」がディナー会場なので、いつものフードカートはお休みと勝手に思い込んでいたら、しっかり店舗の傍で稼働していました。(^^;

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大島屋蒟蒻店8代目の吉島祐輔さんからのご挨拶(というよりお話)、そして乾杯!
乾杯用ドリンクにも、コンニャクが使われているとか。そう言われなければ、コンニャクが入ってると見破るのは難しいと思います。

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ブッフェスタイルの料理の説明は、BestTableの芹沢靖夫シェフから。芹沢シェフの創作エスニック料理が、今回のツアーの楽しみのひとつでした。(アンケートにそれを書けばよかった・・・)

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例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。(^^ゞ

おでん
2種類のコンニャク入りのおでん、初めて食べました。
白っぽいのが、在来種のコンニャク芋を手ですり下ろして作った「白河蒟蒻」で、黒っぽいのが、昔ながらの製法「バタ練り」で作られた「バタこん」、かな?

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油揚げの代わりにコンニャクを使ったおいなりさん

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ブッフェスタイルの料理、の一部
(後からでもいいから、メニューリストがほしいなぁ)

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最初に取った分↓ この後もっと大きい皿に取ったのと、個別に届けられた蒟蒻ステーキ(特に美味しかった!)とデザート3種で、「はらくっち!」(^^ゞ

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ディナーの終わりに、大島屋蒟蒻店の吉島佳津江さんと、孫の手トラベルのヨースト・クラルトさんの共演。
1曲だけでなく、もう何曲か聞かせてほしかったなぁ。

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2022.10.25

ふるさと発見ツアー@おざわふぁーむ&豊國酒造 その2

豊國酒造


おざわふぁーむさんの次は、創業200年以上という老舗酒蔵の豊國酒造さんへ。

到着したとき、門が閉まってる・・・ 「いざ開門!」とばかりにおもむろに開いて、中から豊國酒造の皆さんが迎えてくださいました。(^^)

門

 

まずは、9代目蔵元矢内賢征さんの案内で、酒蔵見学。日本酒作りの各工程について説明していただきました。どの工程のお話でも、矢内さんのこだわりと熱意を感じました。

矢内賢征さん

 

<洗米>
大きな金だらい! ・・・たらいとは言わないのかも知れません。後でこっそり持ち上げてみようとしたら、びくともしませんでした。(^^;
精米は他所でしてもらっていて、この酒蔵での作業は米を洗うところから。吟醸酒や上吟醸などに使うかなり削った米は割れやすいので、洗米機は使わず、手洗いで。

洗米桶?

 

<蒸米>
矢内さん自慢の大きな甑(こしき)。大きさがわかるように撮ろうして、ボケました。orz
酒米をむらなく蒸せるかどうかは、できる日本酒の質に関わるそうです。

甑

 

以下、案内していただいた順ではありません。米作りの工程を覚えていたくて、勝手に順番を変えて載せました。(^^ゞ

<麹づくり>
麹室の中で(暖かかったです)、蒸米に麹菌をふりかけて一定時間一定温度(30何度だったかな)で保ち、さらに温度を少し上げた状態で一定時間置いて麹菌を増やして「麹」を作ります。
麹菌をふって間もない蒸米や、ある程度麹菌が育ったもの、さらに出来上がったものを試食。最初はちょっと硬めのご飯という感じだったのが、最後のは甘い! 米のデンプンが糖に変わるのがよくわかりました。

麹づくり

麹づくり

麹づくり

 

<酒母(しゅぼ)作り>
酒母とは、アルコール発酵を助けるもの。麹と水に酵母、蒸米を混ぜて作ります。これも段階があって、最初はただどろっとした感じなのが、最終段階のは酵母が増えてプクプクしてきてました。酒母を作ってる部屋は、すでにお酒のような香りが漂っていました。

酒母

酒母

 

<仕込み>
大きなタンクに、酒母、麹、蒸米、水を入れて、「もろみ」を作ります。
ここでも温度調整が大事で、古いタンクは扇風機で冷やしていました。温度調整機能付きのタンクもありました。
タンクの中をのぞかせてもらえるということで、上へ。上るのは平気なんですが、タンクの間は細い横木だけで、ちょっと怖かったです。(^^;
ここと次の工程は、おざわふぁーむの小澤嘉則さんが案内してくださいました。冬場はここで蔵人として働いているとか。蔵人姿の小澤さん、撮り逃しました。orz

仕込みタンク

仕込みタンク

仕込みタンク

 

<搾り>
できたもろみをこの装置で搾ります。
その後、ろ過とか火入れとか・・・またいくつかの工程を経て、やっと日本酒の出来上がり!

仕込みタンク

 

今回のランチ会場は、門から奥の酒蔵まで伸びる通路にテーブルを並べて。
そして、なんと佐藤紳平さんの生演奏付き! 佐藤さんは、去年11月の鈴木農場さんでも素敵な演奏を聞かせてくださった方

テーブル

 

テーブルセッティングに使われていたのは、おざわふぁーむさんのところの稲とお花。

テーブル

 

お水も酒瓶入り。豊國酒造さんで使われている仕込み水。添えられたグラスはワンカップ、という酒蔵ならではのものでした。(^^)

仕込み水

 

例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。
メニューのタイトルからして日本酒作りに因んだもので、シェフの遊び心が溢れていました。(^^)
美味しいお酒にこだわりの創作フレンチの組合せ、おいしゅうございました。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2022/10/23 この時だけのスペシャルランチ by 松岡正シェフ(健食学レストラン エルマール)@豊國酒造 」(note)

さらにメニューには載っていなかった、酒粕を使ったクッキーも。既に十分満足&満腹でしたが、クッキーもしっかりいただきました。(^^ゞ

クッキー

 

いつも生産者さんが同じテーブルについて、またいろいろ興味深いお話を聞くことができます。今回はおざわふぁーむの啓子さんと近い席で、いろいろ楽しくお話していたら、なんと「席替えタイム!」が設定されていて、啓子さんは別の席に移って行ってしまいました。(T_T)/~~~
でも、その後に矢内さん、小澤さんが順に来てくださって、お話することができました。こういう席替えタイムは、ありですね。(^^)

 

ランチの後は、人が集う場として蔵を改修して作った「kuranoba」へ。その隣には、お馴染みのフードカートが、何の違和感もなくはまっていました。

kuranoba

 

kuranobaの中に設定されたマルシェで買い物したり、この日だけ提供された特別なお酒をいただいたり・・・

kuranoba

 

さらに2階は、佐藤さんのソロライブ会場に!
乾杯のときにいただいた「一歩己 裏葉柳」をイメージして作られた曲、新緑のころの柳の葉裏の爽やかな感じが出ていて、素敵でした。(^^)

kuranoba

 

出発まで少し時間があったので、豊國酒造さんの裏をのらんぽ。(^^ゞ
見事な桜並木に鮫川の流れの眺めをひとり占めしてから、バスに乗り込みました。

kuranoba

 

その1

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