ふるさと発見ツアー@木戸川
私の「ふるさと発見ツアー」第42回。今回は、福島県楢葉町の木戸川へ。今までさまざまな生産者さんを訪ねてきましたが、「魚」は初めて。
木戸川漁協共同組合の鈴木謙太郎さんから、サケ漁を中心に、いろいろお話を伺いました。サケは「水産資源保護法」の対象になっていて、捕獲には免許が必要、「漁」が主目的であってはならず、捕獲はあくまでも「資源保護」のための取り組み・・・ そんな法的な縛りがあるとは、まったく意識の外でした。
北海道でも今年はサケが少ないというニュースが最近あって、ここ木戸川でもサケの姿を見るのは難しいかもしれないと聞いていましたが、魚影が見えているからと、投網漁を見せていただけることになりました。(^^)
水面を眺めていたら、何やら跳ねているように見えて、ついカメラを向けました。
それっぽいのが撮れたように見えますが、どうでしょうね。(^^;
実際の漁の様子は、ホケブレ動画で。
鈴木さん、いい顔してました。(^^)
捕れたのは、シロサケのオス。「鼻曲り」と呼ばれる上あごの形のほか、体の紫がかった婚姻色がオトコ盛りの証とか。
投網漁を見学した後は、やな場へ移動。
「やな場=アユ」と思い込んでいましたが、サケも捕る仕掛けなんですね。
サケが入ったやな場に、アユもいました。こちらは軽めの投網で捕って見せていただきました。
やな場のサケは網ですくって・・・ 逃げ足速くて簡単ではありませんでした。
網に入った後も体をくねらせてバタバタ動いて、そのたびに卵(つまりイクラ)がポロポロと落ちていました。
(下の写真の右下あたりのオレンジ色のつぶつぶ、わかるでしょうか)
オンナ盛り(上)とオトコ盛り(下)が揃いました。
おとなしくしてるのは、目と目の間あたりをガツンと叩かれて、気絶状態だから。(^^;
すぐに孵化場に持って行き、
まずは、メスの腹を割いて卵を取り出し、そこにオスの精子をかけて、卵と混ぜ合わせて、
ここまでは卵に水気がつくのは厳禁なのに、その後は水の中に少しずつ落として、受精完了。
この水に落とすところだけ、みんなで交替しながらやらせてもらいました。
孵化するのは、翌年の春先。そこから少し大きくなるまで育ててから、旅立ちへ。
私たちが水に落とした卵、無事旅立てるといいなぁ。そして4年後、戻って来て欲しい!
この日のランチ会場は、河畔に設営されていました。
馴染みのフードカートとともに水素キッチンカーも。
例によって、この日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ
この日の福島信幸シェフは、1年前のファーム白石でも美味しいものを次々繰り出してくださった方でした。そして、食材にはファーム白石の里芋、食器の一部には陶吉郎窯のもの、となんか1年前とのつながりを感じました。
各皿の写真はこちら ⇒「2023/11/04 この時だけのスペシャルランチ by 福島信幸シェフ(CROSS WONDER DINING)@木戸川河畔 」(note)
木戸川にはダイサギが何羽も来ていました。産卵後のアユ狙いとか。記念に1羽だけ撮って、帰りのバスに乗り込みました。
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