カテゴリー「ふるさと発見ツアー」の56件の記事

2022.12.01

ふるさと発見ツアー@ファーム白石&陶吉郎窯 その2

陶吉郎窯


ファーム白石で「はらくっち」状態になった後、次の目的地の「大堀(おおぼり)相馬焼 陶吉郎窯」へ。

着いてみたら・・・「相馬焼の窯元」から思い描いていたのと、まるで違う!(^^;
元は私立美術館だったそうで、正面がギャラリー、右側が工房になっていました。

 

陶吉郎窯

 

ここで、陶芸体験グループは、ランチ会場にもいらしてた近藤賢さんとともに工房へ。見学グループの私たちは、賢さんのお父さんの学さんに窯やギャラリーを案内していただきました。

近藤学さん

 

ガス窯(右)と電気窯(左)
火が入ってるところなので、外から見学。

陶吉郎窯

 

二重構造になっている大堀相馬焼について、整形から完成までの各工程のお話を伺いました。
「相馬焼=馬の絵」というイメージしかなくて、手間のかかる二重構造の焼物と知って驚きました。
下は、各工程のもの。本焼きでかなり縮むというのがわかるように並べて撮りましたが、わかるでしょうか。(^^;

大堀相馬焼

 

そして、登り窯も見せていただきました。
TVドラマで正面の口から薪を入れるシーンは見てましたが、上の窯にも脇に口があるんですね。(^^;
下の窯からの熱を利用して、順に薪を入れていくとか。高温にする必要があるので、薪には一気に燃えるアカマツが適しているそうです。薪の調達には苦労されているようでした。

登り窯

登り窯

 

学さんがいろいろお話してくださった中で、「思いどおりに行かないことはあっても、思いがけない良い出来というのはない。細かくデータを取って積み上げていて、結果はすべて考えの内」という言葉が特に印象に残りました。

・・・と話は尽きないものの、次にギャラリーへ。
伝統的な相馬焼から始まって、賢さんの柔らかい色合いと曲線の作品、登り窯で作られた何とも深い色合いの作品などなど、学さんに解説していただきながら見て回りました。
そして、一番奥の「象嵌」という技法を駆使した学さんの作品群! 特にスズメの羽毛のもふもふが感じられる作品に、しばし見入ってしまいました。

何でも撮りたがる私ですが、ギャラリー内ではカメラは出しませんでした。絶対に見たようには撮れない自信があったので。(^^;

最後に、賢さんのろくろ実演。
いろいろな形の器が次々と。こういうの、ずっと見ていらますね。(^^)

ろくろ実演

 

そして、外ではファーム白石の赤い軽トラマルシェがオープン。

赤い軽トラマルシェ

 

大きなビニール袋いっぱいに詰められた太っ腹な価格設定の野菜セットを、つい買ってしまいました。(^^ゞ
収穫体験の里芋と一緒に記念撮影して、バスに乗り込みました。

野菜セット

 

← その1

 → 今までのふるさと発見ツアー

| | コメント (2)

2022.11.30

ふるさと発見ツアー@ファーム白石&陶吉郎窯 その1

ファーム白石


私の「ふるさと発見ツアー」第37回。今回は、いわき市へ。ファーム白石で収穫体験とランチ、その後、大堀(おおぼり)相馬焼 陶吉郎窯を訪れました。

ますはファーム白石へ。こちらには2年前にもお邪魔しています
ファーム代表の白石長利さんは、やっぱり赤の上下で登場。白石さんの案内で、最初に里芋の収穫体験をしました。(収穫体験の様子は2年前にもあげてるので、今回は省略。(^^ゞ)

白石長利さん

里芋収穫体験

 

各自これぞと思う里芋1個を持って、ランチ会場のビニールハウスに向かいます。
前より「赤いもの」が増えてる・・・

赤い軽トラ

赤いもの

赤いもの

 

ハウスの中まで、「赤」ピーマン。(^^)

ピーマン畑

 

1個ずつ持ってきた里芋は、よく洗って、ハウス内に用意された鍋に投入。

里芋

 

ピーマン畑の奥に、ランチ会場がセッティングされていました。

ランチ会場

 

その奥には畳が敷かれているエリアがあり、

畳エリア

 

さらにその奥には、野菜の苗も置かれていました。

野菜の苗

 

つまり、奥から見るとこんな具合。ドーン!(^^)
今回のランチ会場はビニールハウスの中と聞いてイメージしていたのと、全くスケールが違っていました。
野菜を作るためだけではなく、いろんな集いの場にしたいという白石さんの思いから、この大きさになったそうです。

ビニールハウス

 

生産者の方々を紹介していただきました。

ワンダーファームの元木さん
この日のランチのトマトを提供していただきました。

ワンダーファーム元木さん

 

2年前にも畑を案内してくださった助川さん(トモゾウさん)
今回はランチの席で、いろいろお話できました。(^^)

助川さん(トモゾウさん)

 

この後に伺う陶吉郎窯の近藤賢さん
ランチにも同席してくださいました。

陶吉郎窯 近藤賢さん

 

さて、例によってこの日いただいた美味しいものを、ちょいと見せびらかし。(^^ゞ

ワンダーファームさんのミニトマトが、大皿に山盛り!
ランチに向けてちょっと控えておこうと思いつつ、ついつい何個もいただいちゃいました。
さらにこの後「追いトマト」まで。(^^)

ミニトマト

 

鍋に投入した里芋は、塩茹でされて登場。皮ごといただきました。ねっとりトロトロの里芋に皮の食感がいい感じに効いていました。

里芋

 

と、ミニトマトと里芋でなんか満ち足りた感じになりましたが、もちろん本格的なコースランチもしっかりいただきましたよ。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2022/11/26 この時だけのスペシャルランチ by 福島信幸シェフ(CROSS WONDER DINING)@ファーム白石 」(note)

シェフの福島信幸さんから料理の説明を伺いました。

福島信幸シェフ

 

いわき産かぼすを使用した「かぼすエール」、美味しかったです。(^^)
醸造元のHOPJAPAN(今年7月にお邪魔してます)の本間さんも、ランチ会場にいらしてました。

かぼすエール

 

隣の方が飲まれていた発泡清酒「ラシャンテ」も気になる。(^^;
こちらは、9月に訪れた浪江町の鈴木酒造製。

発泡清酒「ラシャンテ」

 

と、いろいろなつながりが感じられた、今年の締めくくり(たぶん)にふさわしいランチでした。

かなり強い降りのときもあった雨も、終わりの頃にはすっかり上がって、ハウスの中からきれいな青空が見えていました。

青空

 

ところで、いつものフードカートは・・・ こんな具合にハウスと合体(?)して働いてました。(^^)

フードカート

 

「はらくっち」状態で外に出て、ハウスに貼りついているフードカートを記念に撮って、次の目的地へ。

フードカート

 

→ その2

| | コメント (0)

2022.11.14

ふるさと発見ツアー <コンニャクづくし> in 矢祭&白河

D221113kururi4


私の「ふるさと発見ツアー」第36回。今回は、福島県東白川郡矢祭町でコンニャク芋の収穫からコンニャクづくりまでを体験した後、白河市のコンニャク店でコンニャクや地元食材を活かしたディナー、という「コンニャクづくし」のツアーでした。
小学生のころ、桜や紅葉の時季に何度か行った記憶があります。でも、コンニャクと矢祭町とはつながっていませんでした。

まずは矢祭町へ。

コンニャク畑のある「来る里の杜(くるりのもり)」で、生産者の片野惠仁さんが出迎えてくださいました。

D221113kururi

 

片野さんの案内で、コンニャク畑へ・・・ではなくて、まずは山登り。(^^)
来る里の杜には南と北に散策コースが整備されていて、今回は南の杜コースの「夕陽の丘」まで行きました。
丘の上で、コンニャク作りだけではなく、「自分たちの地域は自分たちの手で!」という地域づくりの様々な取り組みについて伺いました。

D221113kururi2

 

途中、桜(たぶんジュウガツザクラ)が紅葉に趣きを添えていました。他にも何種類かの桜やロウバイなどなど。春にも来てみたいと思いました。


D221113kururi3

 

上りきったところから眺めた景色。

 

D221113kururi4

 

次のコンニャク作り体験の会場「リフレッシュふるさとランド」の展望台も見えていました。

D221113kururi6

 

丘から下りて、いざコンニャク畑へ。途中には、メダカたちがいる池など、つい足を止めたくなるトラップ(?)もありました。(^^;

畑では、片野さんにコンニャク芋の掘り方を見せていただいてから、

D221113kururi8

 

自分たちでもやってみました。
芋の小さく飛び出たところは生子(きこ)、これが次の種芋になるのですね。

D221113kururi9

D221113kururi10

 

柿畑にギンナン畑・・・ 来る里の杜は、お楽しみいろいろなところでした。(^^)

D221113kururi11

D221113kururi12

 

リフレッシュふるさとランドに移動して、コンニャク作り体験。
まずは身支度から。生芋でかぶれないようにと、エプロンと長い手袋が用意されていました。

D221114konnyaku1

 

約1kgの芋1個を4グループで分けて。このときは少ないように思いましたが、出来上がったのを見たら、十分すぎる量でした。(^^;

D221114konnyaku2

 

皮をこそげて刻んで、水を加えてミキサーにかけます。

D221114konnyaku3

 

ミキサーからボールへあけたところ。見た目は甘酒みたい。
このまま30分ほど寝かせるそうですが、時間の都合で、別に用意してくださっていたものに替えて、次の工程へ。

D221114konnyaku4


凝固剤をお湯で溶いて加えます。

D221114konnyaku5

 

練ります。どんどんコンニャクっぽくなっていきました。

D221114konnyaku6

 

ひとつにまとめたものから、お玉ですくって形を整えて、沸騰しているお湯へ落として茹でます。

D221114konnyaku7

D221114konnyaku8

 

茹で上がるまでしばらく時間がかかるので、ここでまた差し替え。(^^ゞ
茹で上がって、粗熱が取れた状態のものが登場。

D221114konnyaku9

 

まだ熱いのを薄く切って、さらに流水にさらして、出来上がり!

D221114konnyaku10

 

試食セットにコンニャクを盛りつけて、いただきます♪
セットには、めんつゆと柚子味噌が用意されていました。一緒に試食用の柚子釜羊羹と柚子ジャムも。美味しくいただきました。(^^)

D221114konnyaku11

 

おみやまで。(^^)

D221114konnyaku12

 

残念ながら展望台には上がれませんでした。いつかこの上から眺めてみたい!

D221114konnyaku13

 

それからバスで1時間ほどの白河市の「大島屋蒟蒻店」さんへ。
お店をリノベーションして開いたおでん屋さん「髪と台詞」がディナー会場なので、いつものフードカートはお休みと勝手に思い込んでいたら、しっかり店舗の傍で稼働していました。(^^;

D221114dinner

 

大島屋蒟蒻店8代目の吉島祐輔さんからのご挨拶(というよりお話)、そして乾杯!
乾杯用ドリンクにも、コンニャクが使われているとか。そう言われなければ、コンニャクが入ってると見破るのは難しいと思います。

D221114dinner2

 

ブッフェスタイルの料理の説明は、BestTableの芹沢靖夫シェフから。芹沢シェフの創作エスニック料理が、今回のツアーの楽しみのひとつでした。(アンケートにそれを書けばよかった・・・)

D221114dinner3

 

例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。(^^ゞ

おでん
2種類のコンニャク入りのおでん、初めて食べました。
白っぽいのが、在来種のコンニャク芋を手ですり下ろして作った「白河蒟蒻」で、黒っぽいのが、昔ながらの製法「バタ練り」で作られた「バタこん」、かな?

D221114dinner4

 

油揚げの代わりにコンニャクを使ったおいなりさん

D221114dinner5

 

ブッフェスタイルの料理、の一部
(後からでもいいから、メニューリストがほしいなぁ)

D221114dinner6

 

最初に取った分↓ この後もっと大きい皿に取ったのと、個別に届けられた蒟蒻ステーキ(特に美味しかった!)とデザート3種で、「はらくっち!」(^^ゞ

D221114dinner7

 

ディナーの終わりに、大島屋蒟蒻店の吉島佳津江さんと、孫の手トラベルのヨースト・クラルトさんの共演。
1曲だけでなく、もう何曲か聞かせてほしかったなぁ。

D221114dinner8

| | コメント (0)

2022.10.25

ふるさと発見ツアー@おざわふぁーむ&豊國酒造 その2

豊國酒造


おざわふぁーむさんの次は、創業200年以上という老舗酒蔵の豊國酒造さんへ。

到着したとき、門が閉まってる・・・ 「いざ開門!」とばかりにおもむろに開いて、中から豊國酒造の皆さんが迎えてくださいました。(^^)

門

 

まずは、9代目蔵元矢内賢征さんの案内で、酒蔵見学。日本酒作りの各工程について説明していただきました。どの工程のお話でも、矢内さんのこだわりと熱意を感じました。

矢内賢征さん

 

<洗米>
大きな金だらい! ・・・たらいとは言わないのかも知れません。後でこっそり持ち上げてみようとしたら、びくともしませんでした。(^^;
精米は他所でしてもらっていて、この酒蔵での作業は米を洗うところから。吟醸酒や上吟醸などに使うかなり削った米は割れやすいので、洗米機は使わず、手洗いで。

洗米桶?

 

<蒸米>
矢内さん自慢の大きな甑(こしき)。大きさがわかるように撮ろうして、ボケました。orz
酒米をむらなく蒸せるかどうかは、できる日本酒の質に関わるそうです。

甑

 

以下、案内していただいた順ではありません。米作りの工程を覚えていたくて、勝手に順番を変えて載せました。(^^ゞ

<麹づくり>
麹室の中で(暖かかったです)、蒸米に麹菌をふりかけて一定時間一定温度(30何度だったかな)で保ち、さらに温度を少し上げた状態で一定時間置いて麹菌を増やして「麹」を作ります。
麹菌をふって間もない蒸米や、ある程度麹菌が育ったもの、さらに出来上がったものを試食。最初はちょっと硬めのご飯という感じだったのが、最後のは甘い! 米のデンプンが糖に変わるのがよくわかりました。

麹づくり

麹づくり

麹づくり

 

<酒母(しゅぼ)作り>
酒母とは、アルコール発酵を助けるもの。麹と水に酵母、蒸米を混ぜて作ります。これも段階があって、最初はただどろっとした感じなのが、最終段階のは酵母が増えてプクプクしてきてました。酒母を作ってる部屋は、すでにお酒のような香りが漂っていました。

酒母

酒母

 

<仕込み>
大きなタンクに、酒母、麹、蒸米、水を入れて、「もろみ」を作ります。
ここでも温度調整が大事で、古いタンクは扇風機で冷やしていました。温度調整機能付きのタンクもありました。
タンクの中をのぞかせてもらえるということで、上へ。上るのは平気なんですが、タンクの間は細い横木だけで、ちょっと怖かったです。(^^;
ここと次の工程は、おざわふぁーむの小澤嘉則さんが案内してくださいました。冬場はここで蔵人として働いているとか。蔵人姿の小澤さん、撮り逃しました。orz

仕込みタンク

仕込みタンク

仕込みタンク

 

<搾り>
できたもろみをこの装置で搾ります。
その後、ろ過とか火入れとか・・・またいくつかの工程を経て、やっと日本酒の出来上がり!

仕込みタンク

 

今回のランチ会場は、門から奥の酒蔵まで伸びる通路にテーブルを並べて。
そして、なんと佐藤紳平さんの生演奏付き! 佐藤さんは、去年11月の鈴木農場さんでも素敵な演奏を聞かせてくださった方

テーブル

 

テーブルセッティングに使われていたのは、おざわふぁーむさんのところの稲とお花。

テーブル

 

お水も酒瓶入り。豊國酒造さんで使われている仕込み水。添えられたグラスはワンカップ、という酒蔵ならではのものでした。(^^)

仕込み水

 

例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。
メニューのタイトルからして日本酒作りに因んだもので、シェフの遊び心が溢れていました。(^^)
美味しいお酒にこだわりの創作フレンチの組合せ、おいしゅうございました。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2022/10/23 この時だけのスペシャルランチ by 松岡正シェフ(健食学レストラン エルマール)@豊國酒造 」(note)

さらにメニューには載っていなかった、酒粕を使ったクッキーも。既に十分満足&満腹でしたが、クッキーもしっかりいただきました。(^^ゞ

クッキー

 

いつも生産者さんが同じテーブルについて、またいろいろ興味深いお話を聞くことができます。今回はおざわふぁーむの啓子さんと近い席で、いろいろ楽しくお話していたら、なんと「席替えタイム!」が設定されていて、啓子さんは別の席に移って行ってしまいました。(T_T)/~~~
でも、その後に矢内さん、小澤さんが順に来てくださって、お話することができました。こういう席替えタイムは、ありですね。(^^)

 

ランチの後は、人が集う場として蔵を改修して作った「kuranoba」へ。その隣には、お馴染みのフードカートが、何の違和感もなくはまっていました。

kuranoba

 

kuranobaの中に設定されたマルシェで買い物したり、この日だけ提供された特別なお酒をいただいたり・・・

kuranoba

 

さらに2階は、佐藤さんのソロライブ会場に!
乾杯のときにいただいた「一歩己 裏葉柳」をイメージして作られた曲、新緑のころの柳の葉裏の爽やかな感じが出ていて、素敵でした。(^^)

kuranoba

 

出発まで少し時間があったので、豊國酒造さんの裏をのらんぽ。(^^ゞ
見事な桜並木に鮫川の流れの眺めをひとり占めしてから、バスに乗り込みました。

kuranoba

 

その1

| | コメント (0)

2022.10.24

ふるさと発見ツアー@おざわふぁーむ&豊國酒造 その1

おざわふぁーむ


私の「ふるさと発見ツアー」第35回。今回は、福島県石川郡古殿町を訪れました。
同じ石川郡の浅川町には、小学生のときに2年ほど住んだことがあります。それから学生時代の途中から、親元が石川町に移りました。でも、古殿町には縁がなくて、「名前は知ってる」だけの町のひとつでした。

古殿町で最初に訪れたのが、「おざわふぁーむ」さん。
小澤嘉則さんとお母さんの啓子さんが出迎えてくださいました。

小澤嘉則さんとお母さんの啓子さん


まずは啓子さんの案内で、古い畜舎を改築した交流施設「みんなの家」(上の写真の赤い屋根の家)へ。
農閑期には、ここに民泊もできるとか。

趣のある天井、何度も見上げました。

みんなの家 


啓子さんが用意してくださった郷土食。
油で焼いた「凍み餅」には、エゴマ味噌がからめてありました。楊枝が刺してあるのは「あげまんま」。それに菊の酢漬けとミニトマトのシロップ漬け。梅ジュースとともに美味しくいただきながら、凍み餅作りについてのお話を伺いました。

郷土食

 

凍み餅の材料のオヤマボクチ。地元では「ごぼっぱ」と呼ばれるオヤマボクチの葉を干したもの。前は山で採取していたのを、苦労して栽培できるようになったとか。
これを戻してアクを抜いて、米粉と混ぜて蒸して、整形したのを紙に包んで紐で結わえて連ねて、水に浸けて、吊るして寒さに当てて・・・ お話とともにDVDも見せていただいたのですが、手順はこんなだったかな。(^^; 

オヤマボクチ

 

ともあれ、手間ひまかけて作られた凍み餅。持ってみたら、軽石のような感じでした。これを水で戻して、油で焼いて・・・ やっと食べられる、というわけです。

凍み餅

 

みんなの家を出たところで、何か黒っぽいのがヒラヒラ飛び回っていました。つい気になって、しばらく目で追っていたら、うまい具合にとまってくれました。ちょっと遠かったけど、ルリタテハ。(^^ゞ

ルリタテハ

 

次は嘉則さんの案内で、田んぼ見学。
その前に見せていただいたのが、ひつじの家。
写真左上のほうにいるのが、子どもたちで、手前がお母さんたち。みんないっせいにmgmgタイム。こういうのって、ずっと見てられますね。(^^)

ヒツジ

ヒツジ

 

奧にひとりだけいたお父さん。自分のエサには見向きもせずに、みんなのほうを見てました。(^^;

ヒツジ

 

そして、田んぼ見学は、山登り!
元は杉林だったという小高い丘に上がると、見事な眺めが広がっていました。

田んぼ

 

町のほうもよく見えました。

丘からの眺め

 

上から田んぼを眺めながら、米作りのことや小学生の米作り体験、地域おこしなどなど、様々なお話を伺いました。やりたいことがどんどん湧いてくるという感じの嘉則さんでした。(^^)

嘉則さん

 

稲刈りアートがまた楽しい。(^^)

稲刈りアート

 

道祖神に、

道祖神

 

嘉則さん用ハンモック。

ハンモック

 

「和(なごみ)の丘」という名前がぴったり。(^^)

名札

 

丘の上で、オヤマボクチも見ることができました。

オヤマボクチ

オヤマボクチ

 

道路側から見た和の丘。
桜が咲いたら、またいい感じでしょうね。

和の丘

 

最後にコスモスと田んぼを記念撮影して、次の豊國酒造さんへ。

コスモスと田んぼ

 

その2

| | コメント (0)

2022.10.09

ふるさと発見ツアー 番外編 in 相双地方(2日目)

浪江町でむかえたツアー2日目の朝。
もちろん!あさんぽに出ました。(^^ゞ

宿から海まで、最短の道程で約3.5㎞。歩けない距離ではないけど、行き帰り+αで10km近くを朝から歩くのもどうかと思い直し、宿近くをのんびり歩きました。

請戸川沿いの桜並木(ふくしまの遊歩道50選 請戸川リバーライン)
この長い桜並木を上流方向に歩き、並木が切れた辺りで橋を渡って、対岸から下流方向にカメラを向けました。

請戸川沿いの桜並木

 

また並木道側に戻って、宿を目指しつつ、町の中をテキトーに道を選んで。
真新しい家、間もなく何か建ちそうな更地、人の気配の無い古い家、生い茂る草に埋もれた空き地・・・
タチアワユキセンダングサを見つけました。沖縄あたりでよく見る花ですが、これはここに植えられていたものかもしれません。

タチアワユキセンダングサ

 

宿近くに町役場があったので、周りをひと巡り。
実証中の「移動オフィス」の車を撮って、宿に戻りました。

浪江町役場

 

出発前に、1晩お世話になった「ホテル双葉の杜」を記念撮影。

ホテル双葉の杜

 

そして、まずは南相馬市へ。ここからが本来のツアー2日目の行程。(^^;
小高区の「大悲山の石仏(だいひさんのせきぶつ)」を見学しました。

石仏のある薬師堂の前には、太い枝がうねる大きな杉の樹! 福島県指定天然記念物とか。

大杉

 

薬師堂

薬師堂

 

薬師堂の中に入ると、ガラス戸。ガラス戸越しの見学なのかと思ったら、案内人の方が戸を開けてくださって、直に石仏を見ることができました。(^^)
高さ5mほどの石仏が並び、石仏の間の壁面にも菩薩像や飛天が線彫りされていました。

石仏

石仏

 

薬師堂からバスでちょっと移動した先にあった観音堂の石仏は、高さ9m!
こちらは千手観音で、頭上に仏をささげ持つポーズは、京都の清水寺のものと共通するとか。

観音堂

観音堂の石仏

 

いずれも仏像の様式から推定して、作られたのは平安時代だそうです。その当時のこの辺りの様子はどんなだったんでしょうね。
薬師堂の傍らに、観音堂の方向を示す立て札があったので、薬師堂から歩いて来れるか聞いてみたら、道はけもの道状態で曲がりくねっているので、歩くとなるとかなりかかるとか。
近くには、こういう里山風景が見られたので、歩いて石仏巡りができたら楽しいかな、なんて思ってしまいました。(^^;

里山風景

 

次は浪江町に戻って、道の駅なみえに併設された鈴木酒造店見学。
鈴木酒造店の鈴木さんから、震災当時のこと、避難先の山形で廃業する酒蔵を譲り受けて酒造りを始めたこと、そして酒蔵併設の道の駅ができたことで、また浪江でも酒造りを再開したこと、などなど伺いました。

お店の奥が酒蔵になっていて、窓越しに店内から酒蔵の様子を見られるようになっていました。

鈴木酒造店

 

そして、お楽しみの試飲。(^^)
コインを1枚入れて、試飲したいお酒のボタンを押して、その下の蛇口から注がれるお酒を試飲用のおちょこで受けるという仕組み。この装置が2台あって、10種類以上のお酒が試せるようになっていました。
事前の説明では舐める程度しか出てこないという話でしたが、ちゃんとおちょこ1杯分の量がありました。ひとり5枚のコインを渡されて、さらにもう1枚いただいて、おちょこ6杯分のお酒を堪能しました。(^^ゞ

鈴木酒造店

鈴木酒造店

 

外では、雨ニモマケズ、黙々と働いてるコ。

芝刈りロボット

 

道の駅で食前酒(?)をいただき、お土産も買って、おひる。
浪江町内の「海鮮和食処 くろさか」で、海鮮丼をいただきました。具がどれも大ぶりで、ご飯は少し残してしまいました。(^^;

海鮮丼

 

昼食後は、双葉町へ。
ここでは双葉駅周辺のウォールアートを鑑賞しながら散策の予定でしたが、雨のためバスの車窓からになってしまいました。残念!
機会があったら、歩いて見て回りたいです。

ウォールアート

ウォールアート

ウォールアート

 

最後は葛尾村へ。

まず、「葛尾大尽屋敷跡公園」を案内していただきました。
江戸時代から明治まで約200年間にわたり栄華を誇った松本一族の邸宅跡。建物は残っていませんが、各所の案内板から、規模の大きさがわかります。

葛尾大尽屋敷跡

 

葛尾大尽屋敷跡

 

庭園には、少し紅葉が見られました。紅葉のハイシーズンは見事な眺めだそうです。

葛尾大尽屋敷跡

 

「あかずの池」跡の奥に、蔵につながる穴がありました。
蔵に出入りする際は、池の水を抜いて、ここから出入りしたそうです。蔵にはどんなお宝がどれだけあったんでしょうね。

葛尾大尽屋敷跡

 

次に訪れたのが、葛力創造舎(かつりょくそうぞうしゃ)
代表の下枝さんに案内していただきました。
ここでは、どぶろく製造工場見学となっていましたが、今はまだ製造設備などが整いつつあるところで、どぶろく製造の様子は見ることができませんでした。

それにしても、宿泊・食事・酒・雑貨の「ZICCA」といい、前の道路に勝手に立ててしまった手作りのバス停の看板といい・・・ いろいろ面白い企てが、ここから生まれているようです。

葛力創造舎

手作りバス停

 

どぶろく製造工場見学(?)の後は、葛力創造舎 のお酒「でれすけ」の試飲。
試飲会場の葛尾村復興交流館「あぜりあ」に向かう前に、下枝さんからお酒の説明を聞きました。製造は、鈴木酒造店が協力しているということでした。

下枝さん

 

あぜりあで、試飲の前にちょいとお買い物。
エゴマを使った「かつらおプチ煎」が美味しそうで購入したら、新聞紙で作った素敵なバッグをいただきました。(^^)
嬉しくて、手作りバス停に名前が書いてあった「ちえちゃん」特製のきゃらぶきや試飲用の茶碗(おちょこではない!)などと一緒に記念撮影。
下枝さんが再度登場。葛力創造舎の取り組みや葛尾村のこれからについてのお話を聞きつつ、「でれすけ」の辛口を美味しくいただきました。

新聞紙製バック

 

どうも、ネコ顔に弱くて。(=^・^=;

飾りカボチャ

 

最後に、あぜりあの外にあった羊肉の自販機を撮って、帰路につきました。

羊肉の自販機

 

1日目

| | コメント (0)

2022.10.08

ふるさと発見ツアー 番外編 in 相双地方(1日目)

ブドウ畑(高田島ヴィンヤード )


私の「ふるさと発見ツアー」でいつもお世話になってる孫の手トラベルさんとのご縁で、福島県相双地方振興局企画のモニターツアーに参加してきました。
双相地方というのは、浜通り地方のうちのいわき地方以外のところ。その中の、川内村、富岡町、南相馬市、浪江町、双葉町、葛尾村を、10/15~16の1泊2日で巡ってきました。

まずは、川内村の川内ワイナリーへ。
3年前にもここを訪れています。その時のブドウ畑が広がる景色を眺めながらのランチ会場に、立派なワイナリーが出来ていました。

川内ワイナリー

 

ブドウ畑(高田島ヴィンヤード )の見学が予定されていましたが、雨天のためワイナリー内へ。
川内村役場からこのワイナリーに出向しているという遠藤さんから、ワイン製造についていろいろお話を伺いました。

下の写真は、ワインの瓶詰作業の工程について説明していただいているところ。
左の装置から順に、瓶洗浄→ワイン注入→コルク栓。この後に瓶にラベルを貼って、蝋栓をして、出来上がり。ワインができて終わりではなくて、製品にするにはいろいろな作業があるんだなぁ、と今さらながら。(^^;

川内ワイナリー

 

それから、ワイン造り体験ということで、ブドウの実を軸からはずす作業をさせてもらいました。通常は機械を使うところを、今回は手作業で。
傷んだ実を避けて、いいのだけ、この大きなポリ容器の中へ。最初は恐る恐る1粒ずつはずしていたのが、すぐに熟練(?)して、数粒まとめていっぺんに。こういう作業って、ずっとやっていられる感じ。σ(^^;)

ワイン造り体験

 

その後は、ここのブドウから作ったワインとともに、地場の食材を活かしたフレンチコースを楽しみました。
先回訪れたときの「いつか、ここの畑でここのワインを味わってみたい」が、3年後にかないました。(^^)

メニュー

ランチ

これまでも、芹沢靖夫シェフの作る料理を何度かいただく機会があって、私にはスパイスを巧みに使った無国籍料理というイメージがありました。まさかフレンチまでとは!

食後は、少しだけのらんぽ。(^^ゞ

ブドウ畑

ブドウ畑

 

ワイナリー内にセッティングされたランチ会場を外から。この窓から見える山々とブドウ畑の眺めもご馳走のひとつ。

ブドウ畑

 

と、いつもはここまでですが、今回は次の目的地の富岡町へ。

富岡町では、まずパッションフルーツの栽培から6次化まで取り組むサン・クリーンさんのお休み処 富憩荘(とけいそう)」に寄りました。
大きなハウスが何棟も並んでいましたが、収穫はすべて終わって、次のシーズンへの準備期間ということで、ボロボロの(失礼)ハウスを見学。栽培についてのお話を伺いつつ、露地栽培中のパッションフルーツを見せていただきました。露地栽培だから、ハウスはこんな具合でOKなんですね。(^^)
そして、富憩荘内で、パッションフルーツの実とジュースを試食&試飲。実を食べたのは、たぶん初めて。酸味と甘み、それに種のつぶつぶ食感、美味しかったです。

パッションフルーツ

パッションフルーツ

パッションフルーツ

 

その後は、町役場の方がバスに同乗して、富岡町を案内してくださいました。
当初「とみおかアーカイブミュージアム」見学だけの予定でしたが、町の様子をいろいろ見ることができました。

建て直された富岡駅。その向こうに、富岡漁港のある海が広がっていました。

富岡駅

 

中通り地方で生まれ育った者には、海が見えるだけで特別感があります。

海

 

富岡漁港の右手には、福島第二原発の建物が見えていました。
第一原発の廃炉については時々報道されますが、第二も廃炉に取り組んでいて、こちらも難しい作業が続いているとか。

海

 

ところどころで、田んぼを見ました。役場の方が2016年に戻ってきたときには、一面セイタカアワダチソウの花畑だったそうです。
「やっとこういう景色が見られるようになってきましたが、まだまだいろいろあります。ゆっくり取り組んでいこうと思います」「富岡町に戻ってくるかどうか、皆さんそれぞれの事情があって迷っています。そういう方々には、ゆっくりで大丈夫だから、と話しています」と役場の方のお話に何度か出た「ゆっくり」という言葉が心に残りました。

田んぼ

 

夜ノ森の桜並木も通りました。

夜ノ森の桜並木

 

避難中に増えてしまったイノシシが嫌う作物ということもあって、タマネギ栽培を盛んにしようと取り組んでいる、というお話をバスの中でお聞きした後、案内された富岡町文化交流センター「学びの森」で、こんなポスターを見ました。(^^)

富岡町文化交流センター「学びの森」

 

最後に案内していただいたのが、「とみおかアーカイブミュージアム」。
震災や原子力災害も富岡町の歴史のひとつという位置づけで、富岡町のなりたち・暮らし・文化などなどについての展示が、充実していました。

とみおかアーカイブミュージアム

 

どうしても、こういう展示に惹かれてしまう。σ(^^;)

とみおかアーカイブミュージアム

 

ミュージアムからは、宿泊先の浪江町のホテルへ。
夕食も、地元の魚中心のご馳走づくし。
留椀のうどんはとても入らないと思ったのに、何故かペロリ。(^^;
その後のデザートもしっかりいただいて、「はらくっち(腹いっぱい)」状態で、部屋に引き上げました。

夕食メニュー

うどん

 

2日目

| | コメント (0)

2022.09.19

ふるさと発見ツアー@吾妻山麓ワイナリー

ワイナリー


私の「ふるさと発見ツアー」第34回。今回は、福島市の吾妻山の麓のワイナリー「吾妻山麓醸造所 WINERY AZUMA SANROKU」を訪れました。
ブドウ畑の上からは福島市が一望できて、懐かしい信夫山もぽこんと見えました。高校2年と3年の2年間だけ、福島市内に住んでいました。当時信夫山は身近な山でした。

醸造所

 

まずは、醸造所見学。ワイン醸造技術管理士(エノログ)の資格を持つ牧野修治さんから、ワイン造りについていろいろ興味深いお話を伺いました。

牧野修治さん

 

白ワインはブドウ果汁だけを発酵、赤ワインは皮や種も一緒に発酵、とまでは何となく知っていましたが、具体的なことは、初めて聞くことばかり。
空気による酸化は、白ワイン製造ではマイナスだけど、逆に赤ワインではプラスに働くとか。タンクも白ワイン用(右)と、皮や種をかき出す必要のある赤ワイン用(左)では、形状が違っていました。

タンク

 

白ワイン用タンクから汲み出したばかりのを試飲。ブドウの香りはあって、じんわりアルコール分も感じました。これからワインに育っていくところなんでしょうね。

ワインの素

 

次はブドウ畑へ。
吾妻山麓醸造所代表取締役の横山泰仁さんから、ブドウ栽培についてお話を伺いました。
栽培を始めて3年目、いろいろな品種を試しているところだとか。市街地より標高はあっても、ブドウ栽培には難しい気候の土地かもしれません。

横山泰仁さん

 

ワイン用に収穫できるまでにはまだ何年かかかるそうですが、けっこう生っていました。
黒ブドウに白ブトウ、何種類もありました。様々な品種の味見が楽しかったです。品種名も聞いたのですが、カタカナ語が入りにくいオトシゴロで。σ(^^;)

黒ブドウ

白ブドウ

 

そして、ブドウ畑の上に設営されたランチ会場へ。

ランチ会場

 

例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。

ふつうは料理がメインで、それに合うワインをチョイス、だと思いますが、今回はまず吾妻山麓醸造所製のお薦めワインがあって、それに合う料理という流れ。見事なワインと料理のペアリング、堪能しました。(^^)

メニュー

 

私の一番お気に入りのロゼワインを記念撮影。(^^ゞ
このワイン、6月のささき牧場さんのときにもいただいて、存在感のあるしっかりした味(味、よくわからないで言ってます)が印象に残っていたのです。最初少しだけ果皮や果実を一緒に漬けこむ、セニエ法という製法によるロゼワインとのこと。
ワインの向こうに、横山さんがシャツだけ。(^^; 失礼しました!<(_ _)>

メルロロゼ2021

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2022/09/17 この時だけのスペシャルランチ by 國岡弘益シェフ(郡山フランス料理研究所 Recettes)@WINERY AZUMA SANROKU 」(note)

 

食後のコーヒータイムは、生演奏付き。(^^)
演奏してくださった方のお名前、失念しました。
→ 早野壮さんでした。<(_ _)>

生演奏

 

今回のおみや。
横山さんのお知り合いの果樹園「石田果樹園」さんのナシをいただきました。
それと、帰りに寄った福島道の駅で、あのロゼワインを自分用おみやに買いました。
ナシは半分をそのまま美味しくいただいたので、残りはワインのアテにするつもりです。(^^ゞ

ナシ

| | コメント (0)

2022.08.22

ふるさと発見ツアー@金山赤カボチャ畑&美坂高原

赤カボチャ畑


私の「ふるさと発見ツアー」第33回。今回は、私にとっては初めての奥会津探訪。金山町の赤カボチャ畑で収穫体験をした後、三島町美坂高原でのスペシャルなランチ。「美味しい会津」を堪能しました。

現地に向かう途中、バスの車窓から柳津町の「こくぞう様」(福満虚空蔵尊 圓蔵寺 ふくまんこくぞうそん えんぞうじ)が見えました 。小中学生のころ会津に住んでいた数年間に、ここまでは何度か来たことがありました。ほとんど「あわまんじゅう」の記憶しかないけど。(^^;

柳津町

 

いくつもの雪よけトンネル(覆道とかスノーシェッドとかいうらしいです)を抜けて、

雪よけトンネル

 

さらに、かなりの急こう配&急カーブの坂道をうねうね上って・・・ 大型バスを巧みに操って進む運転手さん、とっても頼もしい。(^^)

そうして、赤カボチャ畑に到着。
赤いカボチャが、いっぱいぶら下がって生ってる!

赤カボチャ畑

 

この畑を運営する「奥会津金山大自然」の押部清夫さんから、カボチャ畑周辺の環境や赤カボチャ栽培について、お話をしていただきました。
畑の向こうに見えるのは外輪山(!)の連なりで、手前にはカルデラ湖の沼沢湖があるとのこと。つまり火山地帯の中、痩せた土地で赤カボチャ栽培を軌道に乗せるまで、様々ご苦労されたようです。

赤カボチャ畑

 

そして、収穫体験。押部さんのお話を参考に、各自これぞという1個を選びます。

赤カボチャ畑

 

選んだカボチャの糖度を測って、「奥会津金山赤カボチャ」として出せるかどうか判定。ドキドキ・・・

赤カボチャ畑

 

何となく目が合った気がしたこのコ、めでたく「合格」の判定をいただきました。(^^)v

赤カボチャ

 

カボチャ畑を後にして、また急坂を今度はうねうね下って、押部さんのお話にもあった沼沢湖で休憩。
アキアカネがいっぱい飛び回っていました。近くにとまってくれたコを記念撮影。
この辺りも歩き回ったら、いろいろ楽しい出会いがありそうでした。

沼沢湖

アキアカネ

 

そしてまた、雪よけトンネルをいくつも抜けて、うねうね急坂を上って、三島町の美坂高原に到着!

美坂高原

 

バスから降りようとしたところで、雨がザーッ!(^^;
バスの中で雨がおさまるのを待ちつつ、「会津地鶏みしまや」の小平和広さんから、会津地鶏についてのお話をうかがいました。

雨が小降りになったところで、ランチ会場へ。(下の会場写真は、ランチの途中で雨がやんでから撮りました)

ランチ会場

ランチ会場

 

あらためて小平さんからご挨拶いただいた後、乾杯!

ランチ会場

 

例によって、この日いただいた美味しいものをちょいと見せびらかし。

メニュー

ランチ

各皿の写真はこちら ⇒「2022/08/20 この時だけのスペシャルランチ by 佐藤学シェフ(Teppanyaki あいづ家)@美坂高原 」(note)

デザートの前に、ランチ会場近くをちょっとだけのらんぽ。(^^ゞ
今年は天候の影響もあって、ヒマワリの花付きはあまり良くなかったそうですが、ヒマワリだけが一面にバーッとというのより、私には好もしい景色。黄色とか赤っぽいのとか、よく見る茶色や緑色以外の色合いのバッタ系がピョンピョンと跳ね回っていて、時間が許せば追い回したかったなぁ。

美坂高原

 

ランチの後は、三島町生活工芸館に寄りました。
カゴにザルなどの日用道具からバッグ、アクセサリーなどの装飾品まで、見事な編み組細工の数々。
紐状になるものなら何でも編んでしまうんだなぁと、材料の展示を見て思いました。

三島町生活工芸館

編み組細工の材料

 

雪踏み俵
これを履いて雪を踏み固めて道を作ったそうです。今は、花入れなど装飾用に使われることが多いとか。

雪踏み俵

 

帰路、バスの車窓から只見川の川霧が見えました。
これもじっくり眺めたい景色でした。

只見川の川霧

 

今回のおみや。
合格の判定をいただいた赤カボチャに、赤カボチャ風呂敷。赤カボチャは10日ほど追熟してから、美味しくいただきたいと思います。
それから、会津地鶏の羽。用意されていた羽の他に、小平さんから特別に大きな羽もいただいちゃいました。(^^)
黒一色ではなくて、光の具合で青緑色に光って、とってもきれい。この羽の持ち主たちにも会いたかったなぁ。

おみや

おみや

 

今回のおやつ。
目的地まで遠かったので、途中、ちょうど小腹が空いた頃にいただきました。(^^)
それにしても、中通りから会津までかなり距離があるうえに、会津に入ってからも上ったり下りたり・・・ この行程をよく日帰りツアーに組んだなぁと思います。さすが、「孫の手」トラベルさん。もちろんもう少し見たかったところは諸処あるものの、特に忙しい感じはなく、ゆったり楽しめました。そのための緻密な準備&気配りのひとつが、このおやつだったのですね。

赤カボチャパイ

| | コメント (0)

2022.07.25

ふるさと発見ツアー@わせがわホップファーム&ホップガーデンブルワリー

せがわホップファーム


私の「ふるさと発見ツアー」第32回。今回は、田村市のわせがわホップファームさんでホップの収穫体験をした後、ホップジャパンさんのホップガーデンブルワリーでの醸造所見学とサンセットディナーと星空観賞という欲張りなツアー。

わせがわホップファームさんには3年前にもお邪魔しています。そのときに田村市産ホップのクラフトビールを提供してくださったホップジャパンさんの本拠地で、今回はスペシャルなディナーをいただきました。

まずは、わせがわホップファームの鈴木喜治さんから、ホップ栽培についてのお話。先回お邪魔したときは未だ若かったホップが、収穫できるまでに育っていました。

ホップ畑

 

本格的な収穫は8月からだそうで、今回は鈴木さんが収穫可と印をつけた株で、少しだけ収穫体験。毬花を割って中の黄色い粒つぶ(ルプリン)の様子を見てみたら、確かに先回より少ないようでした。それでも、ホップのいい香りが嬉しい。(^^)

ホップ

ホップ

 

収穫体験の後は、ホップガーデンブルワリーへ。
建物の前の何やら楽しい丸いカタチに惹かれてカメラを向けましたが、私が撮ったところは宿泊施設のほうで、肝心のブルワリーの建物は撮りそこねました。(^^;

ホップガーデンロッジ

 

ブルワリーを撮り損ねたのは、軒下のこの子たちのせい・・・ ということにしておきます。(^^ゞ

ツバメのヒナ

 

ブルワリーでは、醸造責任者の武石翔平さんに、クラフトビールの製造工程についてお話していただきました。

ブルワリー

 

ビールの原料の麦芽を試食。香ばしくてほのかな甘みもあって、美味しい。(^^)

麦芽

 

クラフトビールを仕込む工程を大まかに。
(大まか過ぎてすみません)
1)麦芽を粉砕したものと60℃のお湯を混ぜて粥状になったものをろ過 → 麦汁

2)麦汁を煮沸。途中でホップを入れて、苦味と香りをつける。

3)煮沸した麦汁を冷却 → 発酵 → 熟成

冷却した麦汁を試飲。ノンアルのクラフトビールという感じでした。

ブルワリー

 

本間誠社長からは、ホップジャパンの取り組みについてのお話を伺いました。
原料の大麦やホップの栽培→ビール醸造→ビールを楽しむ場作り→各過程で出るものを産廃とせずに利活用 という具合にグルグル回る取組み自体も見える形にして楽しんでもらう・・・ さらにいろんな楽しみが、ここから生まれそうです。

タップルーム

 

日が傾いて影が長くのびてきた頃から、サンセットディナーの始まり。

ディナー会場

 

乾杯は、HOPJAPAN IPA。

乾杯

 

ディナーは、BestTable 芹沢靖夫シェフ得意のエスニック風味の効いた美味しいものが小分けされて、テーブルにズラリ。
一応テーブルを一周して撮って回ったのですが、早く食べたい気持ちが先行してしまったのか、ボケブレ写真ばかりでボツ。(^^;

ディナー

 

というわけで、まずは前菜風のものを取ってきて、席に着きました。
エスニック風バーニャカウダ、ソースのレシピを公開してほしいなぁ。

ディナー

 

途中でシェフ自らのローストビーフのサーブがあり、

ディナー

 

それも合わせて、次に取ったのはこんな具合。(^^ゞ
いろいろ美味しかったのですが、ローストビーフに添えられたパクチーの効いたトマトソースが、特に印象に残りました。
ビールは乾杯のほかに4種類の飲み比べを頼んでいて、GREEN、いちご香るSOUR、RED、Whiteの順にいただきました。
ローストビーフには何となく「いちご香る・・・」がいいような気がして合わせてみました。私としては、当りだったと思います。

ディナー

 

この後さらにデザートが数種類。1つで力尽きました。(^^;

 

ディナーの間、空の変化も楽しみました。

夕空

夕空

夕空

 

すっかり暗くなったところで、ディナー終了。

ディナー会場

 

この日最後のお楽しみの星空観賞。
星の村天文台副台長の大野智裕さんのガイドで、何年ぶりかで見る「密」な星空を楽しみました。望遠鏡からおりひめ星も見せていただきました。

ちょっと小高い観賞会場には、見上げるのに具合のいい椅子が置かれていて、その様子を撮りたかったのですが・・・ まあ、雰囲気だけでも。(^^;

星空観賞

 

さらにダメもとで星空も・・・ ダメでした。
でも、未練たらしく写真をいじってみたら、なんか点々と見えるようになったので、これを記念写真とします。(^^ゞ

星空

星空

 

今回のおみや。
わせがわホップファームさんでいただいたホップ。帰宅してすぐに冷凍庫へ。安ビールに浮かべて、楽しみたいと思います。

ホップ

| | コメント (0)

より以前の記事一覧