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2004/12/12

孤独なココログ機能アップ

10日の朝、「ネコな日々」の更新をしようとして、いつもの「ファイルのアップロード」メニューがないことに気づいた。

さては9日のメンテナンスの不具合か。この不具合について何かアナウンスはないかと、ココログのトップページを見ると、「画像のアップロード変更について (2004/12/09)」という記事が出ている。それによると、新規記事作成画面に、画像アップ用のボタンを追加したとか。

そんなの聞いてないよ! と思いつつ(事実、上記の記事最後には連絡が遅れたことの謝罪があった)、新規記事作成の画面を開く。

確かに本文欄のボタンが増えている。が、増えているのは分かったが、どれが画像アップ用のボタンか分かりにくい。

こうしたボタンアイコンについていつも思うのだが、小さなアイコンでどれだけのことが表現できるだろうか。マウスポインタを持っていくと説明が表示されるのでいいじゃないかということかも知れないが、最初から文字で表示されていれば、マウスポインタをうろうろさせることもない。図示が必ずしも分かりやすいわけではないのだ。

ともあれ、[画像の挿入]ボタンをクリック。
1)画像の選択 → これはいままでどおりの手順で、アップする画像を指定。

2)画像設定 → 「標準設定を使う」にチェックが入っている状態で、とりあえず[画像の挿入]をクリック。

すると、本文欄には、私の予想と反して、本文には小さな画像(サムネイル)が入り、それをクリックすると実際の画像が別ウィンドウで表示(ポップアップ表示)という指定のHTMLタグが挿入されてしまった。今まで、サムネイルは「標準設定」とはなっていなかったはずだ。

うーむ、その挿入されたHTMLタグをしばらく眺めた後、余計な要素を削除して、いままでどおりのタグに修正。勝手に作成されてしまったサムネイルファイルは、ファイル管理から削除。朝、出勤前のことだったので、ちょっと慌てた。

IT関連のニュースサイトには、今回の画像アップ方法の変更に関連して、ココログの機能アップを謳う記事が掲載されているが、便利になるどころか、かえって手間がかかってしまった。私同様に戸惑った人は(腹を立てた人も)少なくないと思う。

こういうことって、よくあるなぁ。せっかくのバージョンアップが、ちゃんと使い手に届かない。とても残念に思う。使い勝手が良くなるようにと、開発者はそれなりに努力しているはずだが、それがなかなか報われない。利用者は、新機能についていけないことに負い目を感じる。

原因は簡単だ。機能アップの作業ばかりが先行して、「誰のための」「誰が使う」という当然のことが抜けてしまうのだ。この記事を書いている現在、ココログのヘルプは旧来の方法の説明のままだ。もともと、「HTMLの知識がなくても手軽に簡単に」が謳い文句のブログではないか。それなりの段取りというものがあるはずだ。新しい機能に導く工夫だって必要だ。こうしたことの配慮のなさが、使い手からも作り手からも疎まれる悲しいバージョンアップを生み出していると思う。

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