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2010年6月

2010/06/06

「伺う」と「参る」

来客を告げる内線電話が鳴る。
「はい、ただいま伺います」と出ていくのを聞くと、どうもひっかかる。「参ります」じゃないかと。

「伺う」と「参る」、どちらも「行く」という意味の敬語だが、使い分けがあるように思う。
「『伺う』は相手先に行く場合で、自分の会社で受付に出ていく場合は『参る』だと思うけど」と、曖昧な話を同僚にしたが、本当にそうなのか気になって調べてみた。

調べたといっても、ネット検索しただけ。(^^;
言葉は基本的に流通品と考えている。いくら「言語学的に正しい」と主張しても、使われなければ意味がない。というよりも、相手あっての「言葉」だと思う。だから、私としては「自分が使おうとする言葉が、どんなふうに使われているか」が知りたい。そのうえで、「では自分はどう使うか」を考えたい。


ネット検索の結果では、「伺う」と「参る」を明確に使い分けていない感じの例が多かった。しかし、あれこれ検索していたら、文化審議会答申「敬語の指針」というのにたどり着いた。

その答申では、謙譲語を2つに分け、
 【謙譲語I 】 自分側から相手側または第三者に向かう行為や物事について、その向かう先を立てる。(例:伺う、申し上げる)
 【謙譲語II 】 自分側の行為・物事などを、相手に対して丁寧に述べる。(例:参る、申す)

と説明している。それに私が漠然と感じていたことが重なるように思えた。

というわけで、納得のいく(都合のいい、ともいう)使い分けの例が見つかったので、当分私はこれでいこうと思う。(^^ゞ

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