キバナコスモスの「野性美」
車内の吊り広告。一面のキバナコスモスの回りを高層ビルが囲む。それに添えられたコピーに「野性美」という言葉があった。
しかし、どう見ても、「野性」というより人工的な景色。
不思議な気がして調べてみたら、キバナコスモスの花言葉が「野性美」だった。原産地はメキシコあたりで、そこではぴったりの花言葉なんだろう。丈夫で、痩せた土壌でも育つらしいから、その「野性」を発揮して、日本でも勢力を広げる可能性大だと思う。
キバナコスモスの花は特に好きでも嫌いでもないが、一面に咲き広がっている景色は、ちょっと暑苦しい気がする。それよりも、普通のコスモスの、白やピンクの濃淡の花が混じって咲いているほうがいい。
そもそも、単一の植物を広範囲に植えることには抵抗を感じる。
作物の場合は仕方がないと思うが、ただ人寄せ目的だけで、多様な生き物を排除した「一面の○○」を作るのはやめてほしい。いっとき「すごい!」と思っても、そのときだけ。同じ景色はすぐ飽きる。
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